授乳中に赤ちゃんがむせる原因は?対処法のヒント3つ

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授乳中、赤ちゃんがむせることはありませんか?むせて母乳を吐く、苦しそうに泣く、おっぱいを嫌がる‥そんな時は一体どうしたらいいのでしょうか。

赤ちゃん(なかでも新生児)は、母乳が出過ぎるとむせることが多くあります。

授乳中に赤ちゃんがむせる原因や、赤ちゃんがスムーズに母乳を飲めるようになる対策法のヒントなど、まとめてみました。

授乳中、赤ちゃん(新生児)がむせる原因は?

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「授乳するたびに、赤ちゃんがむせる‥咳をして、呼吸が苦しそう」

授乳のたびに乳児が母乳でむせる場合、お母さんのおっぱいは「出過ぎるおっぱい」なのかもしれません。

赤ちゃんが最初はおっぱいを吸うのに、途中ですぐに離してしまうという場合、もしかして「出過ぎるおっぱい」なのかもしれません。

吸われると、おっぱいは「分泌してねセンサー」が働きます。一気に母乳が噴出してくる(射乳反射)と、赤ちゃんは自分のペースで飲みたいのに、口の中に次々に母乳が流れこんでくるのでイヤなんですね。

口の中に入ってきた母乳は必死で飲み込もうとする(嚥下反射)ので、慌てすぎて空気を一緒に飲み込んでしまい、お腹が苦しくて泣いているのかも。

引用:「母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.68

「射乳反射」とは、乳児がおっぱいに吸い付いた刺激で、乳房内の母乳が押し出される現象のことです。

授乳のときに、おっぱいにツーンとするような感覚がありませんか?射乳反射が起きているときには、このような感覚が起きるのです。

射乳反射があるとき、乳児の口のなかには、母乳があふれ出しています。まだおっぱいを飲むのが上手でない新生児や生後2ヶ月・3ヶ月の乳児は、乳首をくわえたとたんに母乳が勢いよく口に流れこむと、息をつまらせたりむせてしまうのです。

母乳のあげすぎで、むせることも

授乳のときに赤ちゃんがむせる原因は、おっぱいの出過ぎのほかに、「母乳のあげすぎ」が考えられます。

新生児はもうお腹が足りていても、目の前に乳首があれば、反射的に吸い付いてしまいます。その結果、おっぱいの飲み過ぎで苦しくなって、むせることがあります。

新生児には頻繁に授乳をして、飲みたいだけ飲ませてあげるのが母乳育児を軌道にのせるコツですが、あまりにも乳児がむせる場合、母乳のあげすぎという可能性もひとつの原因として考えられます。

授乳中に赤ちゃんがむせる時の対処法3つ

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授乳のとき、赤ちゃんが苦しそうにむせる、顔が真っ赤になって、母乳を吐いてしまう‥そんな時、以下のような対処法を試してみては。

1)授乳前に、前搾りをしておく

母乳の出過ぎが考えられる場合は、授乳の前に少し搾乳しておきましょう。前搾りをしておくと、射乳反射のペースがゆるやかになります。

射乳反射がゆるやかになると、母乳が勢い良く赤ちゃんのお口に流れ込むことが防げます。赤ちゃんのペースで母乳を飲むことができるようになるため、むせてしまうことも少なくなるはず。

また、おっぱいが張っている時に授乳をすると、母乳が一気に出過ぎる可能性があります。胸が張る前に飲ませてあげることも大切です。

2)むせる時は、たて抱きにして

射乳反射が起きているとき、授乳していない方の乳首から、母乳がもれてくることもあります。このような時、母乳は勢い良く出ていると考えられます。

赤ちゃんが、あふれ出てくる母乳を飲み込むのが大変そうだったり、むせそうな様子が見られたら、いちど授乳を中断しましょう。おっぱいは用意しておいたタオルにあてて、一旦お休みを。

授乳を中断して赤ちゃんをたて抱きにして、呼吸が整うまで背中をさすってあげてましょう。

3)タイミングよくおっぱいを切り上げる

新生児は、目の前におっぱいがあると、お腹いっぱいでも反射的に吸ってしまうもの。母乳はどれだけ出ているか分からないのですが、授乳のたびにむせるようなら、母乳のあげすぎの可能性もあります。

乳児のおっぱいの吸い方、お腹の張り方などの様子を見ながら、満腹のサインを見逃さないないようにしましょう。

また、赤ちゃんが眠くなってしまった時、うまく母乳を飲むことができずにむせてしまうこともあります。ウトウトとしてきたら、そっとお口からおっぱいを外してあげましょう。

授乳中に赤ちゃんがむせるのも、最初のうちだけ!

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授乳のとき、乳児はおっぱいと一緒に空気も飲み込んでいます。そのため産院などで「授乳のあとは、げっぷをさせてくださいね」と指導されます。

乳児は胃の筋肉がまだ未発達で、自分の力で胃のなかの空気を出せないため、むせたり吐いたりしてしまうのです。授乳後にげっぷをさせてあげることで、おっぱいを飲んだあとにむせることを予防することもできます。

赤ちゃんがむせる時│対策法のヒント

1)授乳前に、少しだけ搾乳する
2)むせる時は、たて抱きにする
3)タイミングよくおっぱいを切り上げる

授乳中に乳児(新生児)がむせるのは、よくあること。気管や肺に母乳を入れないための自然な反応なので、基本的に心配はいりません。

ただ、唇が紫色になるなどチアノーゼのような症状が出るなら、小児科の先生に診てもらうほうが安心です。

月齢がすすむと、母乳の出方は変わっていきます。そして、乳児の母乳の飲み方も上手になっていきます。赤ちゃんが授乳のときにむせるのも、最初のうちだけ。母乳育児が軌道にのるまでの成長のステップのひとつなのです。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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