授乳中とにかく痛い「白斑」の治し方は?対処法と母乳育児のコツ3つ

授乳 白斑 治し方

「乳首に白いものができて、痛い!これって、白斑?」

授乳のたびに乳首のあたりが痛いと思ったら、白いポツンとしたものができていた‥ということはありませんか?この白い点のようなものは「白斑」と呼ばれています。

「白斑がなかなか治らない」「赤ちゃんに吸われるたびに痛い」「チクチク・ズキズキとした痛みが続く」‥そんな時は、どう対処すればいいのでしょうか。

・そもそも白斑とは?何が原因なの?
・とにかく痛い白斑の治し方と、対処法は?
・白斑を作らない母乳育児のコツは?

授乳のたびに白斑の部分が痛いと、母乳育児を続けるのも辛くなってしまいますね。母乳育児につきもののおっぱいトラブル「白斑」の治し方について、まとめてみました。

授乳中に痛い「白斑」‥その原因は?

授乳 白斑 痛い

白斑は、異常を起こしている乳腺の排乳口に白い点のようなものができることで、ニキビのような小さくやわらかいものから、かたく大きいウオノメのようなものまであります。

引用:「桶谷式 母乳ですくすく育てる本」桶谷式乳房管理法研鑽会(主婦の友社)p.136

母乳育児中、乳首に白いポツンとしたものができて、ひどく痛むことがあります。これは「白斑」と呼ばれていますが、正しくは「乳口炎」といいます。

乳口とは、母乳が出て来る場所で、いわば母乳の出口です。この部分にトラブルがおきることで、白斑ができてしまいます。このおっぱいトラブル「白斑」には、大きくわけて2種類のタイプがあります。

1)乳栓(にゅうせん)が詰まったタイプ

白斑とはニキビの芯のようなもので、母乳が固まって、まるでコルクの栓のように乳口をふさいでしまうことで、母乳が出口を失って乳房内にうっ積し、しこりになっている状態です。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.110

母乳の成分が固まって「乳栓」となり、乳管のどこかに詰まってしまうと、排出できない母乳が乳房内にたまってしまいます。

白斑は、この詰まってしまった乳腺の出口(乳頭部分)にポツンとでき、たまってしまった母乳は、しこりになってしまいます。

乳栓が詰まってしまう原因は?

母乳が固まって乳栓になってしまう原因は、乳腺炎と同じような原因が考えられます。

・授乳の間隔のあきすぎ

授乳の間隔があきすぎると、おっぱいに古い母乳がたまりすぎてしまい、母乳が乳腺のなかで固まりをつくってしまいます

・おっぱいが詰まる食生活

お母さんが甘い食べ物や油っこい食べ物などを摂りすぎてしまうと、母乳のつまりがひき起こされてしまいます

ほかにも、お母さんの体調不良や疲れ、水分不足などが原因となって母乳が詰まりやすくなり、乳首や乳頭に白斑ができてしまいます。

2)乳口の傷が炎症をおこしたタイプ

白斑にはもうひとつ、乳口の傷がかさぶたになり、慢性の炎症を起こしてできるケースがあります。浅吸いや歪め飲みなどにより、乳頭の先端に負荷がかかってしまったときにできやすい白斑です。

コルク栓タイプの白斑とくらべて、このタイプの白斑はなかなか治りにくいのが特徴です。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.112

授乳のとき、赤ちゃんが上手に乳首に吸い付けないまま飲ませていると、乳首に大きな負荷がかかってしまいます。

乳首に負担をかけたまま授乳していると、やがて乳口にできた傷がかさぶたになったり、乳首に水ぶくれのような水泡ができたりと、炎症が起きます。

炎症をおこしている部分を母乳が通るため、症状が授乳のたびに悪化する、授乳のたびに乳頭が痛い‥という悪循環にはまってしまいます。

乳首が傷ついてしまう原因は?

それでは、乳頭や乳首が傷ついてしまう原因には、どんなことが考えられるのでしょうか。

・赤ちゃんへの飲ませ方が正しくないため

授乳の際、赤ちゃんの乳首への吸い付き方が浅かったり、乳首を歪めながら飲んでいると、乳頭を痛めてしまうことがあります。

・授乳の間隔のあきすぎ

授乳の間隔が長くあいてしまうと、おっぱいが張ってしまいます。おっぱいがパンパンに張った状態で赤ちゃんに飲ませると、吸い付き方が浅くなり、乳首が傷つきやすくなります。

それでは、乳栓が詰まることでできる白斑と、乳首が傷つくことでできる白斑は、どのような治し方をしたらいいのでしょうか。それぞれのタイプの対処法のヒントを見てみましょう。

「乳栓タイプ」の白斑の治し方・治療法

授乳 白斑 治し方

白斑のしこりは、乳腺炎をひきおこす原因にもなるので、乳腺につまってしまった乳栓をぬいて開通させる必要があります。乳栓の取り方としては、以下のような方法が考えられます。

・赤ちゃんに頻繁におっぱいを吸ってもらう

赤ちゃんに頻繁におっぱいを吸ってもらうことで、乳腺内の固まりが抜けることがあります。乳房内に溜まっていた母乳が排出されれば、乳腺の詰まりも解消されます。

・飲ませ方を工夫する

授乳のとき、赤ちゃんにいろいろな角度・抱き方で飲ませないと、細い乳腺から出る母乳はうまく吸い出されず、乳房内にたまってしまいます。

「普通抱き」だけでなく、「逆抱き(フットボール抱き)」など、いろいろな抱き方でまんべんなく飲ませてあげましょう。逆抱きの場合、授乳クッションなどを使うとラクに授乳できます。

母乳のあげ方・飲ませ方のコツは?新生児にラクに授乳するヒント2つ
「まだ小さな赤ちゃん。上手な母乳のあげ方・飲ませ方が分からない‥」 新生児の赤ちゃんはまだ母乳がうまく飲めないため、授乳をする...

・助産師にマッサージをしてもらう

赤ちゃんに吸ってもらっても乳栓が抜けない場合は、助産師さんに診てもらってマッサージをしてもらうのも効果的です。

乳栓部分が開通すれば、母乳がピューピューと出て、詰まりが解消されるようです。

乳栓の取り方、こんな方法は要注意

助産院などでは、白斑の部分を針でつつくという取り方をする所もあるようですが、この方法は乳口に傷ができる可能性があります。傷部分に細菌が感染すれば、乳腺炎になってしまうため、注意が必要です。

また自己流ケアで、針や爪楊枝などで突いて開通させる乳栓の取り方は、たいへん危険です。絶対に止めましょう。

乳栓が抜けても、しばらく白斑は乳頭に残り、チクチクとした痛みも続きます。授乳の間隔があくとまた乳栓ができてしまう可能性もあるので、再発を予防するためにも、授乳の間隔には注意が必要です。

「炎症タイプ」の白斑の治し方・治療法

授乳 白斑 治し方

乳首に傷やかさぶた、水泡があるタイプの白斑は、乳栓タイプの白斑よりも治りにくい、再発を繰り返すという傾向があります。

チクチク・ズキズキとした痛みもあるため、乳頭を保護しながら授乳を続ける必要があります。

1)痛くない白斑には、保湿剤などの塗り薬を

授乳 白斑 治し方
画像引用元:http://www.kaneson.co.jp/

痛くない白斑の場合は、天然成分から作られた保湿剤で乳頭をケアしながら授乳をするようにしましょう。

授乳時の痛みがあまりない場合には、ランシノーや馬油などの天然由来の保湿剤を乳口に塗布し、上からラップで保護します。

ランシノー等は、授乳前に拭き取る必要はありませんから、乳口に脂の膜を張った状態のまま授乳するようにしましょう。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.113

2)白斑が痛い場合は、口内炎の薬を

授乳 白斑 治し方
画像引用元:http://hc.kowa.co.jp/

白斑部分の痛みが強い場合は、口内炎の薬を塗るという方法もあります。

痛みが増してきて、授乳のたびに激痛になってきたら、口内炎のお薬「デスパコーワ」の乳口塗布がおすすめです。

ステロイド等は含有されていませんから、授乳前に拭き取る必要もありません。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.113

3)授乳の間隔があいたら、前搾りを

授乳の間隔があいてしまい、乳房がパンパンに張ってしまったら、そのまま赤ちゃんに授乳せず、必ず前しぼりをするようにしましょう。

先に前しぼりをしないで授乳をすると、乳房がパンパンなため、赤ちゃんの吸い付きが浅くなってしまいます。前しぼりで乳輪までやわらかくしてから、授乳するようにしましょう。

白斑の予防=乳腺炎の予防に!母乳育児のコツ3つ

授乳 白斑 治し方

白斑の原因や治し方や取り方、治療法などについて見てきました。

白斑は大きくわけて2種類

・乳腺内で固まった母乳が詰まるタイプ
・乳首周辺の傷が炎症を起こしたタイプ

乳栓が詰まった白斑の治し方

・赤ちゃんに頻繁に授乳する
・授乳時、まんべんなく飲ませる
・助産師にマッサージしてもらう

炎症タイプの白斑の治し方

・馬油、ランシノーなどで乳首を保護する
・デスパコーワなど口内炎の薬を塗る
・授乳の前には前搾りをする

白斑の部分から出る古い母乳はあまり美味しくないため、赤ちゃんも飲みたがらないかもしれません。そのため乳腺炎になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

白斑ができてしまうと、本格的な乳腺炎になってしまう恐れがあります。白斑や乳腺炎を予防するためには、以下のようなことを心がけましょう。

白斑・乳腺炎を予防するには

・授乳の間隔をあけないこと
・食生活には十分に気をつけること
・乳頭に負担をかけない飲ませ方をすること

以上3つは、母乳育児をスムーズにするコツでもあります。他にもお母さんは体を冷やさないようにしたり、母乳の出がよくなるハーブティーを服用したりなど、細やかなケアを。

また乳腺炎を予防するためには、「たんぽぽ茶」もおすすめです。たんぽぽ茶は母乳の出を促す効果で有名ですが、乳腺炎を予防する効果、母乳の質を上げる効果でも知られています。

たんぽぽ茶は鉄分・ビタミン・ミネラル豊富で、血液や母乳をサラサラにする効果も期待できます。トラブルのない母乳育児のために、一度お試ししてみては?

たんぽぽ茶のおすすめは?人気のたんぽぽ茶の効果・飲み方・口コミは
たんぽぽ茶とは、たんぽぽの根や葉から作られたお茶のこと。生命力の強いたんぽぽから出来るお茶には、さまざまな効果効能があります。 ...
この記事を書いた人

執筆者:菜月

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする