母乳の栄養はいつまで?「母乳の栄養は半年でなくなる」って本当?

母乳 栄養 いつまで

「母乳の栄養ってなくなるの?栄養があるのは、いつまで?」

赤ちゃんが生後半年~1歳くらいになると「母乳の栄養がなくなる」という話しを聞いたことはありませんか?

赤ちゃんがあまり離乳食を食べず、いつまでも母乳ばかり欲しがるようだと「母乳だけで栄養不足にならないかな?」と心配になりますね。

・母乳に栄養があるのは、いつまで?
・母乳の栄養成分は、期間によって変化するの?
・授乳中ママの食事、気をつけたい点は?

母乳の栄養は「半年まで」などと、期間が限定されたものなのでしょうか。母乳の栄養価や成分などについて、まとめてみました。

母乳の栄養はいつまで?栄養があるのは期間限定?

母乳 栄養 いつまで

「母乳にはいつまでも栄養があるわけではなく、次第に水みたいになる」などと言われることもあります。そんな話を聞くと、いつまで母乳に栄養があるのか気になってしまいますね。

結論から言うと「母乳の栄養がなくなる」というのは、全く根拠のない話しです。

母乳は血液の加工品です。血液の加工品である母乳が、水みたいに薄くなるはずがありません。そう言うなら、ママの身体に流れる血液自体も「水」ということになってしまいます。

産後1年たっても2年たっても、母乳には免疫成分が含まれている事が分かっています。

だからやっぱり、母乳っ子は身体が強いです。他の栄養素であるビタミンやミネラル、タンパク質や脂質なども、飲ませ続ける限りずっと子どもに与え続けることができるようになっています。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.174

母乳に含まれる栄養成分がなくなるということはありません。母乳はお母さんの血液から出来ていますが、産後半年くらいすぎたお母さんの血液は、水のように薄く変化するのでしょうか?そんなことはありませんね。

子どもが1歳以降になっても、母乳には十分な栄養や免疫成分が含まれています。ただ、母乳の「成分」に変化があるのは事実です。

母乳の栄養はなくなるのではなく、成分が変化する

母乳に含まれる「カロリー」には、どの期間をとってもほとんど変化が見られません。しかし母乳に含まれる「成分」には、時間によって変化が見られます。

母乳に含まれる脂肪分やタンパク質、鉄分などのミネラルは、時間とともに少しずつ減ると言われています。

期間による母乳の特徴と比較

産後すぐの「初乳」
・免疫物質・栄養が多く含まれる
・黄色っぽく、少し粘り気がある
・たんぱく質が多く、脂肪・炭水化物が少ない

通常出る母乳「成乳」
・産後2週間くらいで、初乳は成乳に変化する
・色は白く、サラサラしている
・糖質・脂質の含有量が増え、タンパク質が減少する

母乳に含まれるタンパク質やミネラルは減るのですが、赤ちゃんが飲む量も増えるため、6ヶ月くらいまではおっぱいだけで必要量をみたすことができます。

しかし成長するにつれ、母乳だけで赤ちゃんに必要なエネルギー源を確保するのが難しくなっていきます。母乳だけでは足らない栄養を補うために、離乳食が始まるのです。

母乳だけでは栄養が不足したら、離乳食を

乳児は、生まれてから満1歳をむかえるまで、体重がおよそ3倍にもなると言われています。赤ちゃんの急激な成長を支えるためには、たくさんの栄養が必要になります。

WHOのガイドラインでは、「母乳でまかなえる栄養素」について、以下のように定めています。

「母乳は2歳異常まで、頻繁に、子どもの要求に応じて与えましょう」

・母乳育児は、補完食とともに2歳以上まで続けましょう。
・子どもの要求に応じて、子どもが求めるたびに授乳しましょう。

「母乳でまかなえるエネルギーと栄養素」

・月齢6ヶ月から12ヶ月の子ども
→必要なエネルギーの半分以上と、さまざまな質の高い栄養素を与えることができます。

・12ヶ月から24ヶ月の子ども
→必要なエネルギーの3分の1までと、さまざまな質の高い栄養素を与えることができます。

引用:WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」より

生後半年も経つと、赤ちゃんの消化器官が発達し、食べ物から栄養をとる準備が整ってきます。そのため、離乳食を始めることが出来るようになります。

母乳好きで離乳食を食べたがらない子もいますが、離乳食を始めると授乳の回数が減る子もいます。その場合、「積極的に授乳をして、母乳をあげ続ける必要がある」とWHOは提言しています。

WHOは「離乳食」を「補完食」と呼んでいます。離乳食には「乳離れして食事を始める」という意味合いがありますが、補完食には「母乳を補うための食事」という意味合いがあり、主になるものが母乳です。

離乳食をはじめるサイン

・生後5~6ヶ月が経過した
・首がすわってきた
・支えてあげれば、おすわりができる
・よだれが多く出る
・ママの食べ物を見て、食べたそうに口をモグモグする

離乳食を始めるときは、赤ちゃんの体調をみながら、ゆっくりと進めてあげましょう。

母乳に足りない栄養素とは

母乳 足らない 栄養素

母乳には、赤ちゃんに必要な栄養素であるタンパク質や脂質、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれていますが、母乳だけでは不足してしまうことのある栄養素があります。不足してしまう栄養素の代表的なものには「鉄分」があります。

生後半年~1年をすぎて母乳育児をしていると「赤ちゃんが鉄欠乏性貧血になりやすい」と言われることもあります。確かに母乳はミルクと比べると、含まれる鉄分の量は少なめです。

子どもの「鉄分不足」は大丈夫?

1歳くらいの幼児が「鉄分不足」であることは、めずらしいことではありません。体の急激な成長するため、十分な量の鉄分がなかなか摂取できないのです。

お母さんが貧血だと、赤ちゃんも貧血になってしまうと言われています。鉄分がたっぷりと含まれた母乳を出すためにも、お母さんは食事に気を使う必要があります。

栄養価の高い母乳のために!ママの食事のヒント

母乳 栄養 食事

栄養たっぷりの母乳をだすために、授乳中のお母さんはバランスのとれた栄養をとりたいものです。なかでも注意して摂りたいのが「カルシウム」「鉄分」「ビタミンK 」です。

授乳中のママが摂りたい栄養素・食べ物

・カルシウム
→しらす干しやししゃもなど、骨ごと食べれる魚
→小松菜やケールなど、葉物野菜
※乳製品もカルシウム豊富ですが、授乳中に食べすぎると乳質が低下すると言われています

・鉄分
→カツオやイワシ、アサリなどの魚類
→小松菜やほうれん草、枝豆などの野菜
→ひじきやごま、豆乳、納豆など

・ビタミンK
→小松菜やほうれん草、春菊などの葉物野菜
→焼き海苔、いわのり、ひじき
→納豆、抹茶など

「ビタミンK」とは血液を固める作用のあるビタミンで、不足すると出血しやすくなると言われています。ビタミンKは赤ちゃんの体内で作ることができないため、赤ちゃんのビタミンK不足には注意が必要です。

母乳は栄養たっぷりなのですが、ビタミンKに関してはミルクの方が含まれる量が多く、乳児のビタミンK欠乏症が問題になったこともあります。

ビタミンKは納豆や緑黄色野菜に含まれています。母乳育児ママは野菜たっぷりの和食を心がけるといいでしょう。

また鉄分を補うためには、鉄分・ビタミン・ミネラル豊富な「たんぽぽ茶」もおすすめ。たんぽぽ茶は、母乳量アップ効果・乳腺炎の予防効果などで有名なお茶です。

たんぽぽ茶のおすすめは?人気のたんぽぽ茶の効果・飲み方・口コミは
たんぽぽ茶とは、たんぽぽの根や葉から作られたお茶のこと。生命力の強いたんぽぽから出来るお茶には、さまざまな効果効能があります。 ...

授乳中に栄養ドリンクを飲んでもいいの?

育児中はなかなか忙しいもの。疲れを感じたり、風邪をひいた時など「栄養ドリンクでも飲んで元気になろう」と思うかもしれません。

ただ、栄養ドリンクにはカフェインが含まれているものが多くあります。カフェインを摂ると、元気になったような気がしますが、カフェインはわずかながら母乳にも移行します。

授乳期の赤ちゃんにカフェインはNG?

授乳期の赤ちゃんは、カフェインを代謝する能力がまだ発達していません。

お母さんの飲んだ栄養ドリンクのカフェインが母乳を介して口に入ると、寝付きが悪くなったり、夜泣きをするようになる可能性があります。

もしお母さんが栄養ドリンクを飲むなら、成分表示を十分に確認して、カフェインの含まれない栄養ドリンクを選ぶようにしましょう。

母乳はいつまでも栄養たっぷり!

母乳 栄養 いつまで

1歳をすぎて授乳をしていると、食事指導などで「そろそろ断乳しては?」などと言われることもあります。

「離乳食をはじめたから」「もう1歳になったから」
そんなことで断乳を考えることもあるでしょう。

でも、そんな理由で母乳育児をやめなくてもいいのです。母乳育児は、赤ちゃんとお母さんが納得するまで、続けていていいのです。

いつまでも母乳が好きな子、離乳が早くて食事が進む子‥子どもによって個性はさまざま。大切なのはその子の個性を認めて、受け入れてあげること。

母乳の栄養はいつまで?

・母乳の栄養・免疫成分がなくなる事はない
・含まれる成分には、変化がみられる
・離乳食(補完食)が始まっても、積極的に授乳を

母乳育児中、積極的に摂りたい栄養素

・カルシウム
・鉄分
・ビタミンK

子どもが自然におっぱいから離れていく日は、いつか必ず来るのです。乳離れするその日まで、母乳はいつでも栄養たっぷり。期間限定なのは母乳の栄養ではなく、子どもが「赤ちゃん」でいる期間なのです。

卒乳の日までおっぱいトラブルもなく、栄養たっぷりの母乳をだすために。乳腺炎を予防する効果、母乳の質を上げる効果で有名な「たんぽぽ茶」もおすすめです。ノンカフェインの飲みやすいお茶なので、一度お試ししてみては?

ティーライフのたんぽぽ茶ブレンド、効果と成分、口コミは?
ティーライフの「たんぽぽ茶ブレンド」は、母乳育児ママに定番のお茶。10万人以上の方に愛飲されている人気のブレンドティーです。 ...
この記事を書いた人

執筆者:菜月

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする