母乳なのに便秘をするのはナゼ?赤ちゃんの便秘の原因と解消法3つ

母乳 便秘 赤ちゃん

「母乳育児をしてるのに、赤ちゃんが便秘気味なのはなぜ?」

母乳育児の赤ちゃんは、ミルク混合の赤ちゃんよりも便秘になりにくいと言われています。母乳で育てているのに、赤ちゃんの便秘が続いたら「母乳に何か原因があるのでは?」と心配になりますね。

・母乳育児でも赤ちゃんが便秘になる原因は?
・赤ちゃんの便秘を解消する方法を教えて!
・離乳食を始めたら、便秘になった場合は?

母乳と赤ちゃんの便秘の関係、赤ちゃんの便秘の解消法について、まとめてみました。

母乳育児なのに、赤ちゃんが便秘‥

母乳 便秘 赤ちゃん

「母乳育児の赤ちゃんは、腸内環境がよくなるので、便秘をすることが少ない」と言われています。しかし実際、赤ちゃんが便秘になることは、めずらしいことではありません。

大人と同じように、赤ちゃんの排便のペースにも個人差があります。赤ちゃん自身がつらそうでなければ、1~2日くらい出ない日があっても心配はいりません。それでも、以下のような症状があれば、便秘の疑いがあります。

こんな症状があれば、便秘かも

・3日以上、便通がない
・ウンチが固く、乾燥している
・ウンチの形が、コロコロしている
・腹部が張っている
・機嫌が悪く、大声で泣く
・母乳・ミルクを飲まない

ウンチの回数や固さは、月齢によっても違いますが、一般的に母乳育児の新生児は、1日に数回、やわらかい便がでます。

一方ミルク混合の赤ちゃんは、ウンチの回数も少なく、固めの便がでます。

生後1ヶ月で「便秘」と間違いやすいケース

・新生児は授乳するとすぐに直腸が反応、ウンチが出る(胃結腸反射)
→生後1ヶ月ほど経つと、この胃結腸反射が弱まり、排便の回数が減る

授乳のたびに出ていたウンチが1日に数回しか出なくなるため「もしかして便秘?」と勘違いしてしまう

母乳でもミルクでも、2~3日に1度しかウンチの出ない子供もいますが、排便の際に苦しそうでなく、スムーズに便が出ているなら、便秘ではありません。

排便の際に赤ちゃんが顔を真っ赤にしてうなる、出る便は固く乾燥している、お腹がパンパンに張っている‥そんな場合は、早めに便秘のケアをしてあげましょう。

それでは「便秘になりにくい」と言われている母乳育児の赤ちゃんが便秘をする原因には、どんな事が考えられるのでしょうか。

母乳育児の赤ちゃんの便秘の原因とは?

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消化のよい母乳を飲んでいるのに、赤ちゃんが便秘になるなら、母乳の量や質、お母さんが口にする食べ物にあるかもしれません。

母乳育児の赤ちゃんの便秘の原因について見てみましょう。

1)母乳不足、あるいは飲み過ぎのため

便秘は、極端に哺乳量が少ない場合か、逆に哺乳量が多すぎる場合によく起こります。つまり、前者では便がたまらず、後者では便が腸内にたまりすぎている状態なのです。

引用:「母乳育児お助けBOOK」柳澤薫(新泉社)p.105

赤ちゃんが飲む母乳量が足りないと、便のもととなるカスも少なく、必然的に便通が少なくなります。母乳育児の赤ちゃんが便秘になったら、まず母乳不足や栄養不足を疑ってみましょう。

母乳不足のサインとは

・3日以上、便通がない
・おしっこの回数・量が少ない
・赤ちゃんの体重が増えない
・授乳後、すぐにまた母乳を欲しがる
・なかなか乳首を話したがらない
・授乳後の機嫌が悪い

また逆に、母乳やミルクの飲み過ぎで便秘をすることもあります。母乳を飲む量は赤ちゃんによって個人差がありますが、授乳後によく吐いてしまうようなら、「飲み過ぎ」の可能性も。

母乳の飲み過ぎのサインとは

・便秘、あるいは下痢をしている
・母乳やミルクを飲んだあと、吐いてしまう
・お腹が張っている

2)母乳の質が悪いため

お母さんが口にする食べ物で、母乳の質は変わります。赤ちゃんの腸は未発達なため、母乳の質が悪いと、うまく消化できず便秘になってしまいます。

赤ちゃんの便秘を引き起こす母乳とは、脂肪分の多い、ドロドロとした母乳です。ドロドロした母乳は乳腺炎の原因にもなるので、授乳中のお母さんは食べ物に注意が必要です。

ドロドロした母乳になる食べ物とは

・乳製品
・脂肪分の多い肉類
・油っこいもの(揚げ物など)
・甘いもの(お菓子・チョコレートなど)

ドロドロ母乳がサラサラ母乳に変われば、赤ちゃんの便秘も緩和されるはずです。サラッとした美味しい母乳を作るためには、野菜たっぷりの食生活、薄味の和食を心がけて。

育児ストレスから甘いものやジャンクな食べ物が欲しくなることもありますが、お母さん自身も赤ちゃんも不調を抱えてしまう可能性が大。できるだけ控えるほうが賢明です。

また、お母さんの水分不足でも、母乳がドロドロになります。こまめに水分を摂るよう気をつけましょう。ノンカフェインの温かいハーブティーやたんぽぽ茶などが、母乳育児のためにはおすすめです。

3)母乳以外の便秘の原因‥赤ちゃんの「切れ痔」

赤ちゃんの便秘には、さまざまな原因が考えられますが、もし赤ちゃんが便秘をしていて、便に血がつくことがあるなら、赤ちゃんの肛門あたりを気をつけてチェックしてあげましょう。

赤ちゃんの皮膚はデリケートなため、固い便を出す際に肛門付近が切れてしまい、切れ痔になってしまうこともあります。

ウンチのたびにお尻に痛みがあると、赤ちゃんもウンチをするのをガマンしてしまいます。排便をガマンしてばかりいると、必然的にお腹のなかに便がたまり、便秘になってしまいます。

もし切れ痔になっていたら‥

・肛門に、ワセリンやベビーオイルをぬってあげる
・お尻まわりの清潔を保つ

赤ちゃんがウンチを出そうとして、いきんで苦しそうなら、ウンチを出す手助けをしてあげましょう。

赤ちゃんの便秘解消方法3つ

赤ちゃんの機嫌もよさそうで、母乳も飲んでいるようなら、排便の回数にこだわることはないのですが、もし2日以上便通がないなら、赤ちゃんの便秘解消法をためしてみて。

1)綿棒浣腸

赤ちゃん用の綿棒は細すぎて刺激にならないので、大人用の綿棒を使います。潤滑油かわりに綿棒の綿球部分と赤ちゃんの肛門に、ベビーオイルなどをつけます。

肛門部分を円を描くように、くるくるとなぞりながら肛門をゆるめていきます。ゆるんできたら、少しずつ綿棒を奥へ進めます。3㎝くらい入ったら、ゆっくりと前後に動かして刺激します。

引用:「母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.96

肛門に刺激を与えることで、ウンチの出がよくなります。刺激しているうちに、綿棒の先に黄色いウンチが付いてくるようになればOK。

あとは、待っているうちに自力で出てくるはずなので、そのままオムツをつけてあげて。「綿棒浣腸はクセになるのでは?」と気がかりになるかもしれませんが、その心配はありません。

また、ティッシュペーパーをこより状にしてマッサージする方法もあります。

便秘改善に!こより浣腸のやり方

・1枚のティッシュペーパーを、こより状にねじって細長くする
・こより状にしたティッシュを、半分に折って一本にします
・こよりティッシュを、赤ちゃんの肛門の半分くらいまで入れたり出したりする

2)お腹のマッサージ

赤ちゃんが便秘をしている時は、お母さんの手のひらでお腹を「の」の字にマッサージしてあげるのも効果的です。

マッサージをしてあげるときには、お肌に負担がかからないように、クリームやベビーオイルなどを塗ってあげましょう。また、授乳後でお腹いっぱいになっているタイミングでお腹マッサージをすることは避けましょう。

3)下剤替わりにプルーンを

下剤を使うときは、最も自然なものから使います。まずは薄めたプルーンジュースから始めましょう(水との割合を1:1にします)

生後4ヶ月なら小さじ1~2杯(15~30ml)、幼児には最高240mlまで与えられます。

「シアーズ博士夫妻のベビーブック」ウイリアム・シアーズ他(主婦の友社)p.630

離乳食期の赤ちゃんなら、1対1にうすめたプルーンジュースのほか、こしたプルーンでもOKです。

ドライプルーンを小さくきざんで、お湯につけて柔らかくしたものでも、便秘の解消効果が期待できます。

離乳食をはじめてからの便秘対策

離乳食が進んでからの便秘は、食物繊維が不足するために起きていることもあります。繊維の多い食べ物を積極的にあげると、腸の働きが活発になり、便通がよくなるはずです。

離乳食期の便秘解消対策に

さつまいも
バナナ
りんごをすりおろしたもの

ビフィズス菌の入ったヨーグルトに、善玉菌を増やす働きのあるオリゴ糖を加えてあげると効果的。食物繊維が豊富な野菜なども、腸内の状態をよくしてくれます。

食べ物や母乳不足でも便秘になるので、食事の量を加減してみましょう。

赤ちゃんの便秘は、自然な方法で解消を

母乳 便秘 赤ちゃん

離乳食を食べる時間が不規則でも、便秘気味になります。食べる時間、遊ぶ時間、眠る時間と、生活のリズムにメリハリをつけることも大事です。

母乳育児の赤ちゃんの便秘の原因とは

・母乳不足
・母乳の飲み過ぎ
・母乳の質が悪いため
・切れ痔など、母乳以外の原因も

自然な便秘の解消方法

・綿棒浣腸(こより浣腸)
・お腹マッサージ
・下剤替わりのプルーン

母乳をサラサラにするために、お母さんが水分をとることも大切ですが、赤ちゃんの水分不足にも気をつけてあげて。

赤ちゃんの便秘がひどくて、何をしても効果がみられない場合は、浣腸をしてあげるのも一つの手です。それでも、できるだけ浣腸や座薬に頼りすぎないように。

お腹のマッサージをしたり、プルーンや食物繊維の多い食べ物をあげたり‥できるだけ自然な方法で、赤ちゃんの便秘を解消してあげましょう。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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