授乳中のカフェインの影響は?母乳育児中のコーヒーはダメなの?

授乳 カフェイン

「授乳中にカフェインを摂ると、母乳に影響するってホント?」

授乳中ママがカフェインの入ったコーヒーを飲んだら、赤ちゃんがなかなか寝ないし、機嫌が悪い‥そんなことはありませんか?

母乳育児ママが摂ったカフェインは、母乳を通じて赤ちゃんの口にも入り、いろいろな影響をおよぼす事があります。

・カフェインは赤ちゃんにどんな影響があるの?
・緑茶や紅茶、ウーロン茶もダメ?
・カフェインレスコーヒーなら飲んでもいいの?

カフェインが母乳に影響を与える時間や、おすすめカフェインレスコーヒーなどについて、まとめてみました。

授乳中のカフェイン、母乳にどんな影響が?

授乳 カフェイン 影響

「母乳育児中だけど、コーヒーが好きで止められない」というママは多いもの。

授乳中ママがコーヒーなどを口にすると、ママの血液中のカフェイン濃度が高くなります。そして血液から母乳は作られるため、カフェインは母乳の中にも移行してしまいます。

それでは血液中のカフェインは、どの程度母乳に影響を与えるものなのでしょうか。

研究によると、母親が摂取するカフェインやチョコレートのうち、母乳に移行するのはわずか0.5~1%です。

しかし、たまにカフェインやチョコレート内のテオブロミンに過敏な反応をし、過剰刺激感受性を示す赤ちゃんもいます。

「シアーズ博士夫妻のベビーブック」ウイリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ(主婦の友社)p.170

母乳育児ママが口にしたカフェインが母乳に移行する量は、0.5~1.0%ほどだと言われています。母乳への移行率はさほど高くないため、授乳中のカフェイン摂取は「禁止」ではありません。

しかし「コーヒーを飲んだあとに授乳すると、赤ちゃんがぐずって寝ない」ということはありませんか?

カフェインには「覚醒作用」があるため、母乳を通じて赤ちゃんが多くのカフェインを口にすると、授乳後に赤ちゃんが興奮したり、寝付きが悪くなるなどの影響があります。

赤ちゃんに見られるカフェインの影響

・機嫌が悪くなる
・興奮する
・ぐずって寝ない
・夜泣きする
・体重の増え方が少なくなる

母乳へと移行する量は少ないとはいえ、カフェインが赤ちゃんの睡眠障害を引き起こす可能性は十分にあります。またカフェインは赤ちゃんの消化機能に負担をかけるため、授乳中ママのコーヒーなどの飲み過ぎには注意が必要です。

授乳中ママのカフェイン摂取量の目安は?

授乳 カフェイン 量

それでは、母乳育児中ママがカフェインを摂る目安となる量はどれくらいなのでしょうか。

現在、国内では「授乳中女性のカフェイン摂取量の目安」は発表されていませんが、海外では明確な基準値が公表されています。

EFSA(欧州食品安全機関)が定めた基準値
→授乳中女性の場合:200mg(1日あたり)

授乳中であっても、1日あたりの摂取量が200mg以下なら、母乳への影響は心配ないとEFSAは発表しています。

<100mlあたりのカフェイン量>

玉露 160mg
コーヒー 60mg
紅茶 30mg
緑茶、烏龍茶 30mg

引用:「五訂日本食品標準成分表」(文部科学省)より

<1杯150mlとして換算すると>

玉露 125ml(カップ1杯弱)
コーヒー 330ml(カップ2杯強)
紅茶 670ml(カップ4杯強)
緑茶、烏龍茶 1000ml(カップ6杯強)

玉露は1杯、コーヒーは2杯、紅茶は4杯、緑茶や烏龍茶なら6杯まで大丈夫だという計算になります。

ただ「カフェインを1日に250mg以上摂ると、夜間の睡眠に影響を与える」という報告があります。授乳中は特に意識して、コーヒーを1日に2杯以上は飲まないようにしましょう。

また、カフェインの入りの飲み物の替りにハーブティーを飲むママも多いのですが、母乳育児中は控えたほうがいいハーブティーもあります。例えば「セージ」などは母乳の出を抑える作用があるので、授乳中ママは控えましょう。

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母乳にカフェインが移行する時間は?

授乳 カフェイン 時間

母乳育児ママがカフェインを口にすると、およそ1~2時間後に、母乳にのカフェインが移行すると言われています。そしてカフェインがママの体内から排出されるまで、およそ5時間かかるとされています。

赤ちゃんがカフェインを分解するにはもっと時間がかかり、生後間もない赤ちゃんだとおよそ100時間はかかると言われています。

コーヒーなどを飲んだ直後に授乳をすると、カフェインの血中濃度が高いタイミングでおっぱいをあげることになります。授乳前にコーヒーなどを飲むのは控え、できれば授乳後に口にするようにしましょう。

カフェインの摂り過ぎで、母乳育児ママの体にも影響が

国外の「授乳中女性のカフェイン摂取量の目安」では、コーヒー2杯程度ならOKとしていますが、もし母乳不足を感じているなら、コーヒーなどは控えめに。カフェインは赤ちゃんだけでなく、産後ママの体にも影響を与えることがあります。

・体を冷やしてしまう
→暑い地域で収穫されるコーヒーは「体を冷やす飲み物」に分類されます。体が冷えると血のめぐりも悪くなり、母乳の出も悪くなってしまいます

・貧血気味になる
→カフェインには鉄分の吸収を阻害する成分が含まれています。ただでさえ鉄分が不足がちな産後ママは、貧血気味になる恐れも

カフェインには利尿作用があるため、水分補給として摂ってもすぐに排出されてしまいます。コーヒーなどを口にしたら、また別に水分を補給するよう心がけましょう。

授乳中は、カフェインレスの「たんぽぽコーヒー」を

授乳 カフェインレス コーヒー

カフェインが含まれる普通のコーヒーは、赤ちゃんの寝付きにも授乳中ママにも影響をおよぼす可能性がありますが、母乳育児のプラスになる「コーヒー」があります。それは「たんぽぽコーヒー」。

たんぽぽコーヒーとは、たんぽぽの根の部分を焙煎して作る「お茶」なのですが、香ばしいコーヒーのような風味があることから「たんぽぽコーヒー」と呼ばれています。

たんぽぽ根には、母乳の分泌を促す効果があると言われるため、たんぽぽコーヒーは広く母乳育児ママに親しまれています。コーヒー豆などは一切使われないため、カフェインは含まれません。

授乳中ママに!たんぽぽコーヒーのメリット

・母乳の出を促す
・体を温める作用がある
・鉄分・ビタミンが豊富

暑い地域で収穫されるコーヒーには「体を冷やす作用」がありますが、たんぽぽコーヒーには「体を温める」作用があります。

また、通常のコーヒーには鉄分の吸収を妨げる作用がありますが、たんぽぽコーヒーには鉄分やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

香ばしく焙煎されているため、そのまま飲んでも良いのですが、ミルクやハチミツなどを加えてカフェラテ風にしても美味しくいただけます。

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母乳育児ママのリラックスタイムに‥

母乳 カフェイン

「母乳育児中はコーヒーもガマンしなくちゃいけないの?」というママには、たんぽぽコーヒーがおすすめ。鉄分やビタミン、ミネラルなどが補給できる上に、母乳量アップ効果が期待できます。

メーカーによって少しずつ香ばしさや味が違うので、飲み比べてみても楽しいですね。カフェインレスなので、眠る前のタイミングでも飲むことができます。たんぽぽコーヒーで、時間を気にせずリラックスタイムを。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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