母乳育児だと生理の再開が遅れる?授乳中の生理について

母乳 生理

母乳育児中は、生理を起こすホルモンの働きが抑えられているため、すぐには生理が再開しません。

生理が再開する時期には個人差が大きく、授乳をしていても早く生理が始まるママもいれば、なかなか生理がこないママもいます。

また、生理の再開に対するママの希望もさまざま。「早く次の子を妊娠したいから、生理が来てほしい」というママもいれば、「できるだけ長くこない方がいい」というママもいます。

・生理の再開は、平均的にいつから?
・妊娠したいから、早く生理が来て欲しい場合は?
・授乳中に生理になると、母乳量が減るってホント?

授乳中に生理が再開すると、貧血気味になったり母乳量が減ることもあります。母乳育児中の生理について、まとめてみました。

母乳育児中の生理、再開はいつ?

母乳 生理 再開

母乳育児ママの生理が産後すぐに再開しないことは、「授乳性無月経」と呼ばれています。赤ちゃんが頻繁に母乳を飲むことで、次の妊娠のための準備(=排卵)をするホルモンの分泌が抑えられるのです。

授乳中のママの体内には、母乳の出を促すホルモン「プロラクチン」が多く分泌されています。このホルモンには排卵を抑える働きがあるため、母乳育児中の生理の再開は先送りされるのです。

授乳中の平均的な生理再開はいつから?
→産後8ヶ月~12ヶ月くらいだと言われています

生理が再開する時期は、ママの体調や体質によって変わります。母乳育児をしていても半年ほどで生理が始まることもあれば、断乳するまで来ないこともあります。

断乳まで生理が来ない場合、断乳してから1ヶ月~3ヶ月ほどで再開するはずです。断乳して半年以上も生理が来ない場合は、婦人科医に相談を。

妊娠したいから、早く生理が来てほしい場合は

母乳 生理 妊娠

母乳育児ママの生理が再開する時期には個人差がありますが、赤ちゃんに2時間~3時間の間隔で授乳をしていたら、1才すぎまで生理が開始しなくても不思議ではありません。

一方、ミルク育児や混合栄養で授乳の回数が少ない場合、産後2~3ヶ月くらいで生理が再開することも多くあります。

赤ちゃんが乳首を吸うことにより、排卵が抑えられます。つまり、赤ちゃんがおっぱいをどんどん吸いたがっている時には、まだ次の赤ちゃんと交替する準備があまり出来ていないのです。

授乳がそれほど必要でなくなってっくると、妹や弟を迎える準備ができているということになります。

引用:「シアーズ博士夫妻のベビーブック」ウイリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ(主婦の友社)p.357

それでは「母乳育児は続けたいけど、次の子を妊娠したいから、早く生理が来てほしい」という場合はどうしたらいいのでしょうか。

生理の再開を促すためには、排卵を抑える働きのあるホルモン「プロラクチン」の分泌を減らすことが効果的だと言われています。

授乳の回数や夜間の授乳を少なくすることで、「プロラクチン」の分泌は減る傾向があります。そのため早く次の妊娠をしたい場合は、授乳の回数を調節するという方法が考えられます。

生理が早く来てほしい場合

・夜間の授乳をしない
・授乳の回数を減らす

産後の生理が再開しても、生理不順が続くこともあります。また生理があっても排卵していない「無排卵月経」である可能性もあります。「無排卵月経」だと、妊娠するために必要な排卵が起きていないため、妊娠することは難しいと言えます。

生理があるのに排卵していない「無排卵月経」とは逆に、排卵しているのに生理がこないこともあります。その場合、「生理が来ていないのに妊娠する」という可能性も。そのため、まだ次の妊娠を望まない場合は、避妊をする必要があります。

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生理が休止している間はママの体の負担も軽く、毎月の出血に伴う貧血や体のだるさ、月経前症候群などに悩まされることもありません。

そのため「できるだけ生理は長くお休みしたい」というママは、乳児にしっかり母乳を与え、夜間の授乳も続けるといいでしょう。

授乳中に生理が来ると、母乳に変化があらわれる?

生理前 母乳 減る

母乳育児をしていても、生理が早く始まることもありますが、生理が再開しても授乳を止める必要はありません。しかし授乳中に生理がきた場合、母乳の量などに変化があらわれることもあります。

「生理前は、おっぱいがあまり出ない」「生理中に授乳しようとしたら、赤ちゃんが嫌がって飲まない」というような事はありませんか?

母乳はママの血液から作られますが、経血も同じくママの血液から作られます。そのため、生理中の母乳は量が減ったり、味が変わることがあると言われています。母乳がいつもと違う味なので、赤ちゃんが嫌がって飲まないということも。

生理が終われば、母乳の出も赤ちゃんの飲み方も元に戻ることが多いので、あまり気に病まず、生理が終わるのを待ちましょう。

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産後の生理が再開したら、ママは貧血に注意を

母乳育児中に生理が再開した場合、気をつけたいのはママの「貧血」です。生理がくるたびに、めまいや立ちくらみなどの症状を感じることはありませんか?

母乳には、鉄分をはじめとするミネラル成分が多く含まれています。そのため、授乳中ママはどうしても鉄分が不足がちに。生理が再開すると、血液がさらに経血として失われていくので、母乳育児ママは鉄分不足に気をつけて。

授乳中ママの貧血対策としては、鉄分が豊富で母乳量アップ効果も期待できる「たんぽぽ茶」「たんぽぽコーヒー」などを飲んでもいいかもしれません。

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授乳中の生理痛‥薬は飲んでもいいの?

妊娠・出産を経て、産後ママのホルモンバランスは大きく変化しています。出産後の生理が軽くなる方もいれば、月経痛がひどくなる方もいます。

生理痛の鎮痛剤としては「イブ」「ロキソニン」などの市販薬が有名ですが、これらの薬は授乳中には飲むことができません。

授乳中に鎮痛剤が必要なときは、授乳中でも服用することのできる薬を病院で処方してもらうようにしましょう。病院では「カロナール」などの痛み止めの薬がよく処方されます。

生理の再開は、体の回復を示すサインのひとつ

授乳 生理 再開

母乳育児中に生理が来ないのは、産後のママの体を休めるための自然の摂理かもしれません。ママの体の負担が軽くなるので、赤ちゃんのお世話にも集中できますね。

「年齢の若いママのほうが、生理の再開が早い」というデータもあります。生理に来てほしくないママにとっては面倒なことかもしれませんが、これは産後の体がしっかり回復している証拠です。

生理の再開が遅くても早くても、特に心配はいりません。産後の体の回復も、次の赤ちゃんを迎える準備も、あなたの体のペースで進んでいるのです。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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