母乳のあげ方・飲ませ方のコツは?新生児にラクに授乳するヒント2つ

母乳 あげ方

「まだ小さな赤ちゃん。上手な母乳のあげ方・飲ませ方が分からない‥」

新生児の赤ちゃんはまだ母乳がうまく飲めないため、授乳をするにもコツがいりますね。母乳育児のスタートは、ママも赤ちゃんも初心者同士です。

上手な母乳のあげ方・飲ませ方のポイントは「授乳する時の抱き方」と「乳首への吸い付かせ方」を工夫することです。この2点さえ押さえておけば、毎回の授乳がグッとラクになるはず!

・上手な母乳のあげ方・飲ませ方のコツは?
・新生児に適した授乳の姿勢は?
・赤ちゃんに上手な吸い方をさせるには?

母乳育児を始めたばかりのママに。毎日の授乳をスムーズにする母乳のあげ方・飲ませ方のコツをまとめてみました。

母乳の飲ませ方のコツは?

母乳 飲ませ方

母乳育児をうまくスタートさせるためには、新生児のうちから頻繁に授乳してあげることが大切です。1日に何度も授乳することになるので、ママも赤ちゃんもラクな授乳のやり方を見つけたいですね。

慣れないうちは試行錯誤するかもしれませんが、授乳する時に大切なのは「授乳の姿勢」(ポジショニング)と、「乳頭のくわえさせ方」(ラッチオン)です。この2点を工夫することで、スムーズに授乳ができるようになります。

スムーズな母乳のあげ方のポイント2つ

・授乳の姿勢(ポジショニング)を工夫する
→ママも赤ちゃんもラクな授乳姿勢をとること

・乳頭のくわえさせ方(ラッチオン)に注意する
→赤ちゃんに上手に乳首に吸い付かせること

ママの乳房のサイズや母乳の出方、赤ちゃんの飲み方のクセなどによって、その母子に最適な授乳の姿勢は違います。授乳の姿勢がうまく出来ていれば、乳児はスムーズな飲み方ができ、ママの乳首が傷つくようなこともありません。

逆にうまく授乳の姿勢ができていないと、乳児は乳首をうまく吸うことができず、ママは授乳のたびに痛みを覚えます。上手な飲ませ方ができないと、母乳が乳腺に残ったままになり、乳腺炎などのおっぱいトラブルの原因になることも。

最初はなかなか上手な授乳の体勢が分からなくて疲れるかもしれませんが、いろいろ試すうちに最適な方法が見つかるはずです。それではまず、授乳時の体勢について見てみましょう。

母乳のあげ方の「ポジショニング」5つ

母乳 あげ方

授乳は1日に何度も行うので、楽な姿勢をとることが基本です。腕や肩が痛いような授乳姿勢では、授乳することがストレスになってしまいます。

ママの体が疲れない授乳姿勢をとり、赤ちゃんがラクに母乳を吸うことができるよう工夫してあげましょう。

授乳を楽にするために、授乳クッションを使うこともオススメ。赤ちゃんの高さを調節したり、ママの腕を休ませたりするのに便利です。

(母乳のあげ方1)横抱き

母乳 あげ方

横抱きは、母乳のあげ方の基本的なスタイルです。横抱きで授乳するときは、飲ませる方の乳房と同じ側の腕で、赤ちゃんの背中を支えて抱っこしましょう。

横抱きのコツ

・ママのひじの内側に、乳児の首の後ろを乗せる
・乳児とママのお腹をくっつけるようにする
・クッションなどで、乳首と乳児の口の高さをあわせる

横抱きだと乳児の吸い方が浅くなりがちなので、ママと赤ちゃんのお腹を密着させることがポイントです。横抱きの時、ママの姿勢が前かがみになると辛いので、ゆったりと腰掛けて授乳しましょう。

乳児が横抱きを嫌がる場合は、縦抱きやフットボール抱きなど、横抱き以外のやり方を試してみて。

(母乳のあげ方2)フットボール抱き(脇抱き)

母乳 あげ方

「フットボール抱き」は、乳児をフットボールを抱えるようにするあげ方です。吸う側の乳房の脇に赤ちゃんを抱え、腕で支えてあげましょう。

フットボール抱きのコツ

・クッションを使って乳児を最適な高さにする
・抱えているのと反対側の手で、乳房を支える
・左右入れ替える時は、クッションごと移動する

フットボール抱きは、高さの調節さえできれば、とてもラクな飲ませ方です。月齢の低い赤ちゃんにも適したあげ方で、乳房全体から母乳をまんべんなく飲むことができます。

片方の乳房を吸わせたら、赤ちゃんをクッションごと、もう片方の乳房のもとに移動させます。

(母乳のあげ方3)交差横抱き(真横抱き)

母乳 あげ方

「交差横抱き」は、飲ませる乳房と反対側の腕で、赤ちゃんの背中から頭にかけて抱っこするあげ方です。もう片方の手は、乳房の下側を支えます。

交差横抱きのコツ

・前かがみにならないように、乳児を引き寄せる
・ママの腕全体で乳児を支える
・授乳クッションなどで高さを調節してもラク

横抱きでは「飲ませる方と同じ側の腕」で赤ちゃんを支えますが、交差横抱きでは「飲ませる側と反対側の腕」で抱っこするようにします。

(母乳のあげ方4)縦抱き

母乳 あげ方

「縦抱き」は、新生児や月齢の低い赤ちゃんにおすすめの飲ませ方です。ママの太ももの付け根にまたがらせて、乳房の正面から母乳を吸うようにします。

縦抱きのコツ

・ママと乳児のお腹をくっつけるようにする
・片方の手で、乳房の根元を支えるようにする
・もう片方の手は、乳児の首の後ろを支える

まだ首が座っていない新生児は、頭ではなく首の後ろを支えてあげるようにしましょう。乳首が赤ちゃんの上あごに向かうように上向きにすると、奥までしっかりくわえて吸うことができます。

(母乳のあげ方5)添え乳(添い寝)

母乳 あげ方

「添え乳」はママの横に赤ちゃんを寝かせ、ママの乳首と赤ちゃんのお口の位置をあわせて授乳するあげ方です。

添え乳のコツ

・ママの姿勢を調節して、乳児の口と乳首の高さをあわせる
・乳児の背中をクッションで支えるとラク
・窒息事故を避けるため、ママは眠り込まないように注意

布団のなかで授乳できるので、夜間の授乳に最適な飲ませ方です。このあげ方だと、乳房の外側・下側の母乳をしっかり飲ませてあげることができます。

授乳にかかる時間は人それぞれですが、あまりにも乳児が吸う時間が長いと、乳頭に負担がかかりやすくなってしまいます。授乳時間が30分以上もかかって辛いようなら、折をみて切り上げるようにしましょう。

また新生児はまだ満腹中枢が未発達なため、胃の容量を超えて飲みすぎることもあります。授乳のあとにゲポッと吐くことが多いなら、飲ませすぎの可能性もあります。

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母乳を上手に吸うには「ラッチオン」が大切

母乳 吸う

授乳の体勢ができたら、赤ちゃんのお口に乳首をふくませてあげるましょう。乳首だけを吸うあげ方をすると乳首が痛くなるので、乳輪までしっかりくわえさせることがポイントです

赤ちゃんが乳首に吸い付くことを「ラッチオン」といいます。大きくお口を開けて、くちびるがドナルドダックの口のように外側に開いていればOK。

母乳 吸う

乳児が大きく口を開けて、唇が外側にめくれるように乳房をくわえていれば、スムーズな母乳の吸い方ができます。上手な飲ませ方ができた場合、ママは乳首に痛みを感じません。

一方乳首の吸い方が浅い場合、吸うたびにチュパチュパと音がして、ママの乳首が痛くなったり水泡が出来たりします。赤ちゃんの上唇にプクッとした丸いタコ(吸いだこ)が出来てしまうこともあります。

もし正しくラッチオンできていなければ、赤ちゃんのお口をそっと外して、もう一度深く含ませてあげましょう。くちびるがドナルドダックのように開いていなければ、外側に引き出してあげて。また授乳後は縦抱きにして、ゲップをさせてあげることも忘れずに。

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いろんな授乳のやり方を試してみて

授乳 やり方

母乳の上手な飲ませ方のポイントは、赤ちゃんに大きなお口で乳輪まで深くくわえさせてあげることと、ママが楽でリラックスできるやり方を工夫すること。

横抱きや縦抱きなどいろいろなポジショニングがあるので、しっくりくるやり方で飲ませてあげましょう。母乳が乳房内に残っている感じがするときは、ポジショニングを変えることで、スッキリすることがあります。

スムーズな母乳の飲ませ方ができれば、母乳育児はうまく軌道にのり、赤ちゃんとの絆も深まるはず。いろいろなやり方を試しながら、上手な母乳のあげ方を見つけてくださいね。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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