母乳はいつから出るの?母乳育児をスムーズに始めるコツは?

母乳 いつから

「赤ちゃんが生まれた後、いつから母乳は出るの?」

「母乳は産後すぐに出るもの」というイメージを持つママも多いかもしれませんが、母乳は出産直後から本格的に出るわけではありません。

出産後は「初乳」と呼ばれる黄色っぽい母乳が少し分泌されるだけ。しっかりと出始めるのは、もう少し後になります。

・産後、母乳はいつから出るの?
・授乳のリズムを上手につかむコツは?
・ミルク混合の場合、いつから完全母乳になれる?

母乳育児をスムーズに始めるには、最初の一週間の過ごし方が大切だと言われます。産後ママのおっぱいの変化や、いつから母乳が出るかなどについて、まとめてみました。

母乳はいつから出るの?

母乳 いつから 出る

産後すぐに出る乳汁は「初乳」と呼ばれます。少し黄色みがかった色をしていて、多くの量は分泌されません。

それでは産後いつから、本格的に母乳が出るようになるのでしょうか。

本格的に母乳が出てくるのは、産後2~5日たってからです。

初めての出産か、出産でどのくらい疲労したか、赤ちゃんが適切な姿勢で吸い付いているか、どのくらい頻繁に、そして効果的に乳房を吸っているかなどで、その出始めも出方も変わります。

引用元:「シアーズ博士夫妻のベビーブック」ウイリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ(主婦の友社)p.154

一般的に母乳がしっかりと出始める時期は、産後2日以降と言われていますが、いつから「ある程度の量が出るか」という点では個人差があります。

母乳が本格的に出るようになるまで、赤ちゃんは「初乳」を口にすることになります。初乳が約1週間ほど出たのち、次第に「成乳」へと変化していきます。

<初乳とは?>
・新生児に必要な「免疫物質」を多く含む
・黄色く、ドロっとしている
・量は少ないけれど、栄養価は多い

<成乳とは?>
・白っぽい色で、サラッとしている
・免疫物質・タンパク質などの成分は減る
・含まれる脂肪分・糖分の量が増える

初乳には、新生児を感染症から守る大切な「免疫成分」がたっぷり含まれています。量は少しでも、できるだけ赤ちゃんに飲ませてあげるようにしましょう。

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おっぱいの出が安定する時期はいつから?

母乳 いつから

それでは、いつから母乳の出が安定してくるのでしょうか。早くおっぱいが本格的に出るようになって、しっかり授乳してあげたいものですね。

一般的な産後ママの「おっぱいの変化」について見てみましょう。

出産後~産後2日

出産当日から産後2日くらいは、乳汁はほんの少ししか分泌されません。黄味がかった「初乳」がにじみ出てくる程度です。

新生児が栄養不足にならないか心配になりますが、産まれたばかりの赤ちゃんはまだ多くの栄養を必要としません。おっぱいが少ししか出なくても、大丈夫!

この時期、眠ってばかりの赤ちゃんもいれば、おっぱいを飲んでいないと泣き続ける赤ちゃんもいます。まだ授乳のリズムは不規則なため、欲しがるタイミングで欲しがるだけ授乳してあげましょう。

・乳汁の分泌はごくわずか
・黄色い初乳がジワッと出る程度
・おっぱいが張る感じはまだ無い

産後3日目以降

産後3日ほど過ぎると、乳腺が活動を始めるため、ママは次第に胸の張りを感じるようになります。

乳汁は赤ちゃんに吸われることで作られるので、できるだけ頻繁に授乳するよう心がけましょう。

赤ちゃんが長時間(3時間以上)眠っている場合は、起こして授乳してみて。どうしても起きない場合は搾乳をして、乳房におっぱいを溜めておかないようにしましょう。

・乳汁の出はまだ少ない
・黄色みがかった初乳が出る
・次第に胸の張りを感じるようになる

産後5日目以降

産後5日ほど経つと、だんだんと胸が張る感じがして、おっぱいの出が活発になり始めます。乳質も「初乳」から「成乳」へと変化するため、だんだんと白っぽい色になります。

乳汁の生産量が増えてくるのですが、この時期の赤ちゃんは哺乳する量より排泄する量の方が多いので、体重は少し減ります。

授乳のリズムはまだ確立していないため、意識して2時間半~3時間以内に授乳してあげるようにしましょう。

・乳汁の出が活発になってくる
・催乳感覚を感じるようになるママも
・白っぽくてサラサラした乳汁になる

ママのおっぱいは以上のような経過をたどる事が多いのですが、個人差が大きいので、母乳量が少なくても焦ることはありません。

赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけあげていれば、授乳のリズムが次第に出来てくるはずです。

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母乳が出始める時期、気をつけたいポイントは

母乳 いつから

スムーズに母乳育児を始めるためには、産後1週間の過ごし方が大切です。この時期は、とにかく頻繁に授乳してあげるようにしましょう。

おっぱいを作るホルモンは、新生児に頻繁に授乳することで刺激されます。母乳育児を軌道にのせるためには、産後早いうちから、間をあけず授乳してあげましょう。

おっぱいが空っぽになることはありません。授乳したあと、長く時間を空けてしまうと、かえって母乳の出が悪くなるのが事実です。(中略)

頻繁に授乳すればするほど、赤ちゃんが成長するのに欠かせない、高脂肪・高カロリーのお乳を与えることになるのです。

「シアーズ博士夫妻のベビーブック」ウイリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ(主婦の友社)p.154

また赤ちゃんは、初めて出会う味や感触、匂いを記憶する特性があります。

赤ちゃんが産まれたら、まずママの胸にのせて、おっぱいをくわえさせてあげましょう。赤ちゃんに「ママのおっぱいはこれだよ」と覚えてもらうのです。

新生児は約1時間ほど目覚めていますが(新生児覚醒期)それが終わると長いお昼寝に入ります。ママも一緒にゆっくり休んで、次に赤ちゃんが目覚めた時にまた授乳してあげましょう。

母乳育児をスムーズに始めるポイント

・初期から頻繁に母乳をあげること
・母子同室であること
・母乳育児の専門家にアドバイスしてもらうこと
・家族が育児に協力的であること

ミルクを足した場合‥いつから完全母乳になれる?

完全 母乳 いつから

母乳の出には個人差があります。産後すぐからしっかりおっぱいが出て、完全母乳になるママもいれば、量が不足気味のママもいます。

母乳が足らずにミルクを足しても、頻回授乳や適度な水分補給を心がけることで、ミルク混合から完全母乳に移行することは可能です。

産後2ヶ月~3ヶ月で完全母乳に移行するママもいますが、おっぱいの出方は人それぞれ。おっぱい不足のママは、母乳量アップ効果が期待できるたんぽぽ茶などを試してみては。

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母乳 いつから

母乳がスムーズに出るためには、母乳の通り道である「乳管」がしっかり開通していることが大切です。乳管が開通していないと、おっぱいが痛いくらいに張ってしまいます。

乳管を開通させるためには「乳管開通マッサージ」が効果的。親指・人差し指・中指で、乳輪~乳頭部分をつまみ、優しくもみほぐしてあげましょう。

おっぱいが痛かったり、寝不足が続いたり‥産後ママは心身ともに大変ですが、この時期はしっかりと授乳することが大切。産後すぐの時期をのりきれば、このあとの母乳育児はグッとラクになるはずです。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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