授乳時間について│新生児、生後1・2・3ヶ月の授乳時間の目安は?

授乳 時間

「うちの赤ちゃん、授乳時間がとにかく長い‥」

赤ちゃんが母乳を飲むペースはさまざま。授乳時間が長い赤ちゃんもいれば、短い時間でしっかりと飲める赤ちゃんもいます。

泣いてばかりで授乳時間があかない赤ちゃんもいれば、授乳時間になっても起きない赤ちゃんもいます。母乳育児ママは、どう対処したらいいか分からなくなることもありますね。

・新生児、生後1・2・3ヶ月の授乳時間の目安は?
・授乳時間が長いとき・短い時の対処法は?
・赤ちゃんが授乳時間に起きない場合は?

母乳育児を始めたばかりで、まだ授乳時間のコツがつかめないママに。新生児~生後1・2・3ヶ月までの授乳時間の目安や、授乳時間が長い時・短い時の対処法などをまとめてみました。

新生児・生後1ヶ月の授乳時間の目安は?

授乳 時間 新生児

新生児~生後1ヶ月の赤ちゃんの胃袋はとても小さく、母乳を一度にたくさん飲めないため、とにかく頻繁におっぱいを欲しがります。

まだ授乳のリズムがつかめない大変な時期ですが、赤ちゃんが母乳を欲しがるたびに、こまめに授乳してあげましょう。

<新生児・生後1ヶ月の授乳時間の目安>

・時間の目安:1回10~20分程度
・間隔の目安:1~2時間ほど
・回数の目安:1日 10~15回程度

母乳は赤ちゃんが乳頭を吸う刺激で作られるため、母乳育児をスムーズに進めるためには、新生児期に頻繁に授乳してあげることが大切です。

新生児・生後1ヶ月、授乳時間は何分くらい?

授乳 時間 何分

新生児の赤ちゃんはまだ体力が無いので、おっぱいを吸うのも一仕事。片方のおっぱいを飲んで、疲れて寝てしまうもあります。飲まなかった側のおっぱいには母乳が残り、おっぱいトラブルを引き起こす可能性もあります。

残った古い母乳は、出来たての母乳に比べて美味しくないため、ますます飲み残した側のおっぱいを飲まなくなることもあります。そのため新生児の授乳は、左右のおっぱいを均等にあげられるよう、ママが飲む時間を調整してあげるといいでしょう。

「1回の授乳は、何分くらいがいいの?」と迷ったら、著書「最強母乳外来」で有名な助産師ソラニンさんが推奨する「左右5分ずつ、各2回ずつ飲ませる」という授乳方法を試してみては。

「赤ちゃんが満足するまでずっと吸わせましょう」という指導を受けている人もいるかもしれませんが、推奨したいのは5分2クールです。

左右のおっぱいをそれぞれ5分ずつ、左・右と飲ませて1クール。それをもう1回くり返して2クールです。

このほうが、時間的には同じ10分1クールよりもたくさん哺乳できます。なぜこの5分2クールがいいかというと、理由は以下の4つです。

・・

1)乳首・乳頭への負担を減らすため
長い時間吸わせると、乳頭・乳輪の皮膚がふやけて傷つきやすくなり、傷ができてしまうと授乳が苦痛に変わってしまいます。

2)次の授乳用の母乳を作るため
片方を長い時間吸わせてしまうと、母乳がたまる前に次の授乳時間になってしまいます。

3)左右を同じように飲んでもらうため
片方を満足いくまで吸わせてしまうと、赤ちゃんが疲れてしまい反対側は吸い付いてくれないことがあります。そうするとうつ乳などの乳房トラブルの原因になります。

4)赤ちゃんの体重を正しく増やすため
実際に「5分2クール」を実践して、赤ちゃんの体重増加不良が改善されたケースが数え切れないほどあります。

引用:「いちばんやさしいはじめての母乳育児」SOLANIN(ソラニン)(成美堂出版)p.38

授乳の時間に迷ったら、左右のおっぱいの時間を各5分×2回あげるやり方を試してみて。左から始めたとしたら、左→右→左→右と、各5分ずつ。

左右2回ずつ飲ませることで、乳頭への負担が減るだけでなく、うつ乳などのおっぱいトラブルを避けることができます。全体的な哺乳量が増えるというメリットもあります。

「これだけの授乳時間じゃ赤ちゃんが満足しない」という場合は、左右5分ずつ×2回の授乳時間のあと、赤ちゃんが気が済むまで吸わせてあげてもOKです。

授乳の時間になっても起きない場合は?

新生児 授乳 時間 起きない

よく眠る赤ちゃんの場合、授乳の時間になっても起きないことがあります。しかし長い時間母乳を溜めておくと、母乳の出が悪くなるだけでなく、おっぱいトラブルの原因にもなります。

おっぱいの時間になったら、赤ちゃんのオムツを替えてあげたりなどして起こし、授乳してあげるようにしましょう。3時間以上間隔をあけないことが大事です。

どうしても赤ちゃんが起きない場合は、搾乳をして母乳を保存しておきましょう。母乳は冷蔵で24時間、冷凍で1ヶ月保存することができます。保存した母乳は、ママが直接母乳をあげられない時などに便利です。

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生後2ヶ月の授乳時間の目安は?

生後2ヶ月 授乳 時間

生後2ヶ月になると、母乳の飲み方が上手になる子も多く、授乳の時間は次第に短くなります。起きている時間も長くなり、昼夜の区別もつくようになります。

生後2ヶ月の赤ちゃんは、夜まとめて眠るようになりますが、夜間もできるだけ3~4時間に一度くらいは授乳してあげましょう。

母乳の出を促すホルモン「プロラクチン」は、夜間に多く分泌されるため、夜間の授乳は母乳育児をスムーズに続けるために大切です。

<生後2ヶ月の授乳の目安>

・時間の目安:1回10~20分程度
・間隔の目安:2~3時間ほど
・回数の目安:1日 8~10回程度

生後3ヶ月の授乳時間の目安は?

生後3ヶ月 授乳 時間

生後3ヶ月をすぎると、おっぱいの飲み方も上手くなり、短い時間でしっかり飲めるようになる子もいます。

ただ飲み方にムラが出てくることもあり、短い時間で飲み終わることもあれば、長い時間おっぱいを離してくれないこともあります。

授乳中に遊び始めたりすることもあります。おっぱいを離しても満足そうな様子なら、その回の授乳は終わりにしても大丈夫です。

<生後3ヶ月の授乳時間の目安>

・時間の目安:1回10分程度
・間隔の目安:2~3時間ほど
・回数の目安:1日 6~8回程度

生後3ヶ月以降になると、夜間まとめて眠る時間も長くなりますが、夜の授乳を続けることで母乳の分泌は促されます。なるべく夜間も授乳間隔をあけず、こまめに母乳をあげるようにしましょう。

授乳時間が長い場合は?

授乳 時間 長い

「授乳に時間がかかる‥いつも長くて大変!」

母乳の飲み方は「その子ならではの個性」ですが、毎回の授乳時間があまりにも長いと、ママは疲れてしまいますね。

それでは、ゆっくりと母乳を飲みたいのんびり屋の赤ちゃんに「もう少し早く飲んで欲しい!」という場合は、どのように授乳をしたらいいのでしょうか。

気の長~い、のんびり飲みさん

このタイプの赤ちゃんは「食事時間」が大好きです。とくに生まれてしばらくは、頻繁におっぱいを飲みたがります。でも月齢が進むにつれて、授乳回数は減っていきます。ゆっくりとおっぱいを飲むのは変わらないにしても、上手におっぱいが吸えるようになりますよ。

体重がちゃんと増えているのなら、授乳して20分くらいたったら、おっぱいから赤ちゃんを離してみてもいいでしょう。大丈夫、赤ちゃんのお腹は十分に満たされているはずです。

時々、乳首の左右を換えてみるのもいいでしょう(切り替え哺乳)。一方のおっぱいを10分くらい飲めば、たぶん吸い方のペースが落ちてくるでしょうから、その時にタイミングよくもう一方のおっぱいに吸いつかせてみて下さい。こうすれば、もう少し短い時間で飲めるようになりますよ。

引用:「だれでもできる母乳育児」ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル(メディカ出版)p.74

長い時間をかけて母乳を飲みたい赤ちゃんの場合も、左右の乳首を切り替えながら授乳してあげる方法がおすすめです。吸い方のペースがゆっくりとなったタイミングで、もう片方のおっぱいに替えてあげましょう。

授乳の時間が20分以上になるようなら、おっぱいタイムを切り上げてOK。あまり長く吸わせていると、ママの乳首が傷つく恐れもあります。

授乳時間が長いと「母乳が足らないのかも?」と心配になることもありますね。そんな時は母乳の出を促し、おっぱいの質をあげると言われる「たんぽぽ茶」を試してみるのもおすすめです。

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授乳時間が短い場合は?

授乳時間が長い赤ちゃんがいる一方で「1回の授乳時間が10分以内」と短い赤ちゃんもいます。体重が順調に増えていれば問題ありませんが、体重の増えが悪い場合は、心配になってしまいますね。

授乳時間が短いのは、赤ちゃんに体力が無くて、すぐに飲み疲れるからかもしれません。1回の授乳時間が短い分、何度も頻繁に授乳をして、1日飲む分量を増やしてあげましょう。

1日に何度も授乳するママは大変かもしれませんが、赤ちゃんの成長するにつれ1回の哺乳量が増え、授乳の時間・回数は減っていきます。母乳育児が軌道にのるまでの辛抱だと思って、こまめに授乳してあげて下さいね。

母乳の飲み方も、赤ちゃんの個性のうち!

授乳 時間

長い時間おっぱいを飲みたい赤ちゃんもいれば、早く飲みたい赤ちゃんもいます。なるべく赤ちゃんのペースにあわせたいものですが、あまりに授乳時間が長いと負担になりますね。

母乳育児ママは赤ちゃんの様子を見て、適当な頃合いでおっぱいタイムを切り上げることも必要です。

・新生児・生後1ヶ月の授乳時間の目安
→1回10~20分程度

・生後2ヶ月の授乳時間の目安
→1回10~20分程度

・生後3ヶ月の授乳時間の目安
→1回10分程度

・授乳時間が長い場合
→左右の乳首を入れ替えながら授乳し、20分ほどで時間を切り上げるようにする

・授乳時間が短い場合
→体重の増えが悪い場合は、授乳の回数を増やして哺乳量を増やすようにする

新生児や生後1ヶ月、2ヶ月の頃は、授乳にかかる時間も回数もバラバラで、なかなかリズムがつかめないかもしれません。

母乳育児が大変なのは最初の頃で、後からだんだんラクになります。赤ちゃんが欲しがるタイミングで欲しがるだけあげて、授乳のリズムをつかんで下さいね!

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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