授乳回数について│新生児、生後1・2・3ヶ月の授乳回数の目安は?

授乳 回数

「授乳の回数は、1日に何回くらい?」

赤ちゃんが母乳を飲む回数やペースは、発育に応じて大きく変化します。それでは新生児期から生後3ヶ月までの間、授乳の回数はどのように変化していくのでしょうか。

また「授乳回数が多すぎるから少し減らしたい」「寝てばかりで回数が少ない」そんな時はどう対処したらいいのでしょうか。

・生まれて間もない新生児の授乳回数は?
・生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の授乳の回数は?
・授乳の回数が多い場合・少ない場合の対処法は?

授乳の回数は、月齢によって変わります。新生児は頻繁におっぱいを欲しがりますが、成長するにしたがって回数が減り、1度に飲む量が増えていきます。

新生児と生後1・2・3ヶ月の授乳回数の目安と授乳のポイントを、月齢ごとに見てみましょう。

新生児・生後1ヶ月の授乳回数は

生後1ヶ月 授乳 回数

母乳育児の基本は「赤ちゃんが欲しがる時に、欲しがるだけ」授乳してあげること。新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんには、赤ちゃんが要求するタイミングで、滿足するまで母乳を飲ませてあげましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんは胃袋が小さく、母乳を少しずつしか飲むことができません。そのため新生児・生後1ヶ月の授乳の回数は多く、たびたびおっぱいを欲しがります。

母乳は、赤ちゃんが乳首を吸う刺激で作られます。1日に何回も授乳するのは大変ですが、新生児期・生後1ヶ月は母乳育児のがんばり時。欲しがるたびに母乳をあげましょう。

・新生児・生後1ヶ月の授乳回数の目安
→1日あたり:10~15回程度

新生児・生後1ヶ月の赤ちゃんは、母乳を飲みながらウトウトと寝てしまうことがあります。まだ小さい赤ちゃんにとって、おっぱいを飲むことは体力のいることなのです。

赤ちゃんが片方のおっぱいしか飲まないで眠ってしまった場合、次回は「赤ちゃんが飲まなかった側の乳房」から母乳をあげるようにしましょう。

飲み残した母乳は、時間が経つにつれ美味しくなくなるだけでなく、乳腺炎などのトラブルの原因にもなります。できるだけ1回の授乳で、左右の乳房から飲ませてあげるように工夫しましょう。

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生後2ヶ月の授乳回数は

生後2ヶ月 授乳 回数

生後2ヶ月になると、生後1ヶ月の頃より1度に飲める母乳の量が増え、授乳の回数は減るようになります。昼夜の区別もつくようになり、夜長い時間眠るようになる子もいます。

夜中まとめて寝てくれるようになっても、できれば夜も3~4時間に1度は授乳してあげましょう。母乳の分泌を促すホルモンは、夜間多く分泌されるため、おっぱいの出がよくなります。

・生後2ヶ月の授乳回数の目安
→1日あたり:8~10回程度

母乳で育てていると、赤ちゃんが急におっぱいを欲しがる回数が増えることがあります。

そんな時も、赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ授乳してあげましょう。次第に母乳は必要な分だけ分泌されるようになり、回数も落ち着いてくるはずです。

生後3ヶ月の授乳回数は

生後3ヶ月 授乳 回数

生後3ヶ月になると、1度の授乳で多くの母乳が飲めるようになります。おっぱいの回数も減り、間隔のリズムがつかめてくるようになります。

この頃になると赤ちゃんの「満腹中枢」も発達し、自分で母乳を飲む量を調節できるようになります。

また消化器官も発達するため、便の状態も変化します。ウンチをする回数が1日1~2回になり、生後1・2ヶ月と比較して少し硬くなってきます。

・生後3ヶ月の授乳回数の目安
→1日あたり:6~8回程度

生後3ヶ月頃になると「産後すぐは胸が張る回数も多かったのに、だんだん胸が張らなくなってきた」というケースも増えてきます。

胸が張らないと「母乳が出なくなったの?」と心配になりますが、胸が張らないのは、母乳を作る仕組みがうまく働き始めた証拠です。

おっぱいが張らないのは、授乳のたびにその場で母乳が作られるようになったため。母乳育児は順調に軌道にのりつつあります。

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授乳回数が多いとき、回数の減らし方は?

授乳 回数 減らし方

「うちの赤ちゃん、授乳回数が多すぎかも‥回数を減らす方法は?」

母乳育児の基本は「赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ」ですが、あまりに授乳回数が多いとママも疲れてしまいますね。

授乳の回数が減らない場合、まず母乳不足を疑ってしまいますが、赤ちゃんがうまく乳房に吸い付けず、しっかり母乳が飲めていないことも考えられます。

1回の授乳で赤ちゃんが効率よく母乳が飲めていないため、なかなか回数が減らないのです。

授乳が長すぎたり頻回すぎたりする場合は、哺乳が効率的でなくて赤ちゃんへ母乳がうまく渡っていないサインと見なされます。

通常、これは下手な乳房への吸着が原因で、乳頭の痛みが起こる可能性があります。

乳房への吸着が改善されれば、母乳の伝達はもっと効率的になって、授乳は短く、回数は少なくなるかもしれません。同時に、乳頭のダメージのリスクも減ります。

引用:「ちょっと理系な育児」牧野すみれ(京阪神Lマガジン社)p.68

赤ちゃんがうまく乳房に吸い付けていないために授乳回数が減らない場合、おっぱいの吸着の仕方を改善することで、授乳の回数も時間も減ることがあります。

授乳 回数 減らし方

<上手な吸着方法>
・赤ちゃんが大きく口を開いている
・ママの乳輪部分までくわえている
・くちびるがアヒルように外側にめくれている

赤ちゃんが上手に乳頭に吸い付いつければ、効率的におっぱいを飲むことができるだけでなく、ママの乳首が痛くなることもありません。

授乳の回数が減らない場合、うまく乳頭に吸着できているかどうか、もう一度確認してみましょう。

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授乳回数が少ない場合は?

授乳 回数 少ない

授乳回数が多く「もっとおっぱいちょうだい!」とよく泣く赤ちゃんもいれば、おっぱいの時間になっても眠っていることの多い赤ちゃんもいます。

赤ちゃんが眠っていると、ついそのまま寝かせておきたくなりますね。そのためよく眠る赤ちゃんは、食欲旺盛な赤ちゃんに比べて、少ない授乳回数になりがちです。

しかし授乳回数があまりに少ないと、ママの乳房に長く母乳が溜めおかれるため、母乳の分泌が悪くなるだけでなく、乳腺炎などのトラブルが起きることもあります。

<授乳回数が少ない時の対処法>
・授乳時間になったら、オムツ替えなどして声をかける
・どうしても起きない場合、母乳を搾乳しておく

授乳回数の目安は、新生児・1ヶ月で10~15回、2ヶ月で8~10回、3ヶ月で6~8回ほど。それよりも授乳回数が少ない場合、赤ちゃんに軽く声をかけて、こまめに母乳をあげるようにしましょう。

母乳の出をキープするためにも、授乳の間隔は3時間以上あけないことが重要です。赤ちゃんが母乳を飲んでくれない時は、搾乳しておきましょう。

寝ている赤ちゃんの口もとに乳首を近づけると、眠ったまま母乳を飲んでくれることもあります。どうしても目を覚まさない時は、寝たままの授乳を試してみて。

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生後3ヶ月は「100日の辛抱」

授乳 回数

赤ちゃんが生まれてすぐ、数時間おきに続く授乳の日々が始まります。毎日のおっぱいと赤ちゃんのお世話で、ママは自分の時間を持つこともできませんね。

昔から、生後100日までの日々は「100日の辛抱」と呼ばれていました。確かに産まれてからの100日は、お母さんにとって気の抜けない育児の毎日かもしれません。

けれど生後3ヶ月をすぎると、赤ちゃんは1人遊びを始めるようになり、母乳育児も次第にスムーズになります。ママは上手にリフレッシュしながら、まずは「100日」をめざしましょう。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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