卒乳ケアについて│卒乳ママの「おっぱいケア」やり方のヒント3つ

卒乳 ケア

「もうすぐ卒乳‥どんなおっぱいケアが必要なの?」

「卒乳」は母乳の分泌量が減ってからのことが多いため、急に授乳を止める「断乳」よりもおっぱいトラブルが少ないと言われます。

しかし自然卒乳であっても、乳房内に母乳が残ったままだと、乳腺炎になる可能性もあります。母乳育児を終える前には、適切な「卒乳ケア」をして、乳房をクリアにしておきましょう。

・卒乳時には、どんなおっぱいケアが必要?
・胸が張る時・痛い時のケア方法は?
・卒乳ケアをしないと、乳腺炎やしこりの原因になる?

卒乳の際は、子供の様子を見守ることも大事ですが、ママの乳房のケアも大切です。卒乳時のおっぱいのケア方法や、胸が痛い時の対処法など、まとめてみました。

卒乳時に必要な「おっぱいケア」のヒント3つ

卒乳 おっぱい ケア

「卒乳」は子供がおっぱいから卒業するまで時間をかけるため、ママの母乳の出が少なくなっているケースが多いようです。そのため「断乳」に比べて、ひどいおっぱいトラブルに見舞われることは少ないと言われています。

しかし「トラブルが少ない」と言っても、上手な卒乳のやり方をしないと、乳房に古い乳汁が残ったままになる可能性もあります。授乳期を終える前には、適切なおっぱいケアをするようにしましょう。

それでは卒乳時の乳房をいい状態にしておくためには、どんなおっぱいケアが必要になるのでしょうか。「乳腺炎」「しこり」などのおっぱいトラブルを回避するケア方法のコツや、卒乳する際のポイントなどを見てみましょう。

1)母乳量を減らして、乳腺炎を予防

卒乳の準備として、事前にママの母乳の分泌を減らしておくことが大切です。おっぱいがよく出る状態で卒乳すると、乳腺炎になったり、しこりが出来てしまうリスクが高まります。

卒乳すると決めたら、子供に「おっぱいから卒業すること」を言い聞かせ、少しずつ授乳の回数を減らしていくようにしましょう。

授乳の回数を減らすことで、自然と母乳の分泌は減っていくため、乳腺炎などのおっぱいトラブルを回避することができます。

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2)卒乳時の「絞り方」とマッサージ

卒乳したら、脳に「もう母乳を作らなくてもいい」という信号をおくるため、乳房に母乳をためておく必要があります。

適度な間隔をおいて母乳を絞り、乳管をクリアにするマッサージで乳房をケアしましょう。

授乳の回数を減らすなど卒乳前にできるだけ母乳の分泌を減らしておき、卒乳後は3日間母乳を絞らず乳腺を拡張させます。

すると「もう母乳を作らなくて良い」と脳から刺激が出て、乳児乳汁分泌が抑えられます。

3日後にたまった母乳を少しだけ絞り、乳管貫通法のマッサージを。さらに5日~1週間母乳をためて、また絞ります。これを3~4回繰り返しましょう。

引用:「母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本」渡辺とよ子(主婦の友社)p.99

卒乳のあとの3日間は、搾乳せず乳房に母乳をためておきましょう。それから卒乳の3日後に、母乳を少しだけ絞ってケアをします。

ここでしっかり絞ってしまうとまた母乳が分泌されるため、軽く絞ることがポイントです。それから5日後、1週間後にまた少し絞るようにします。

上記の間隔をあけて搾乳する際に、あわせて「乳管貫通法」というマッサージでケアをすると効果的です。

「乳管貫通法」

1)乳首を囲むように、乳輪のまわりに5本の指を当てて、乳房の奥のほうにグッと押し込みます。

2)そのまま、乳輪部を包み込むようにしてつまんだら、前に引っぱり出します。

3)前方に引き出した状態のまま、5本の指で乳首を軽くしごきます。これらを両方の乳首で行います。

引用:「母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本」渡辺とよ子(主婦の友社)p.23

「乳管貫通法」マッサージでケアをすると、乳管のつまりがとれやすくなるため、乳腺炎の予防ケアに効果的です。

3)食事量を控えてケアを

母乳育児中はおっぱいを分泌するために、普段以上のカロリーが必要でしたが、卒乳したらその分消費するエネルギー量も減ります。そのため卒乳後は、ママの食事量を減らすよう心がけましょう。

また卒乳しても、その後しばらくは母乳が分泌されます。そのため急に高カロリー・高脂肪な食べ物を摂りすぎると、卒乳したあとでも乳腺炎になってしまう恐れもあります。

卒乳後は、あっさりとした食事を心がけ、甘いもの、油っこい食べ物などは控えて。授乳期以上に食事の量と内容に気をつけましょう。

胸が痛いとき・張る時のケア方法は?

卒乳 痛い ケア

子供が突然に卒乳してしまった場合や、よくおっぱいが出たママの場合、卒乳の際に胸がパンパンに張って痛くなることがあります。

それでは卒乳時に胸が張る時・痛い時には、どんなおっぱいケアをしたらいいのでしょうか。

胸の張りが楽になる程度に、軽く絞ってケア

卒乳時、乳房に母乳を溜めておくことで「これ以上母乳を作らなくても良い」と脳に認識させることができます。そのため卒乳後は、しばらく絞らないでおくことが大切です。

しかし痛いほど胸がパンパンに張ってしまったら、胸の張りが楽になる程度に少しだけ絞ってケアしましょう。全部絞りきると、また新たにおっぱいが作られてしまうため、軽く絞るだけにとどめて。

身体を温めすぎないようにする

身体が温まって血のめぐりが良くなると、乳汁の分泌も促進されます。卒乳にあたり母乳を止めたい場合は、入浴や運動などで身体を温めすぎないように注意しましょう。

卒乳後しばらくはお風呂に入らず、シャワーで済ませるようにしましょう。激しい運動なども、しばらくは控える方がベター。

張りや痛みは冷やしてケアを

胸が張って痛い時は、乳房を濡れタオルや湿布などで穏やかに冷やしてケアを。保冷剤などで冷やしてもいいのですが、乳房を冷やしすぎると乳腺組織をいためる恐れがあるので、冷やしすぎないようにしましょう。

乳房を適度に冷やしてケアするためには、自宅でも簡単にできる「キャベツ湿布」「アロエ湿布」などのケア方法がおすすめです。

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おっぱいケアに「卒乳ブレンド」も効果的

卒乳 ブレンド

卒乳にむけて母乳量を減らしたいママには、おっぱいの出を抑える効能で知られるハーブティーもおすすめです。卒乳時のママ専用に「卒乳ブレンド(ミルクセーブブレンド)」というブレンドハーブティーがあります。

「卒乳ブレンド」は、母乳を抑える効果で有名な「セージ」などのハーブ5種類をバランスよくブレンド。母乳量を減らすだけでなく、ホルモンバランスを整える効果も期待することができます。

乳腺炎の予防をしたいママ、母乳量を減らしたいママに、「卒乳ブレンド」はおっぱいケアの1つとして広く支持されています。

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しっかり乳房ケアをして、母乳育児を終えよう

卒乳 ケア

断乳よりも卒乳の方がおっぱいトラブルが少ないとはいえ、乳腺炎になる可能性も無いわけではありません。しっかりと乳房ケアをして、痛みやしこりを残さないようにしましょう。

母乳外来や桶谷式母乳相談室で、マッサージなどのケアを受けることも効果的です。桶谷式では、卒乳3日目に手技などのケアを受けることを推奨しています。

古い母乳を排出し、乳房をすっかりクリアにしたら、母乳育児はもう終わり。おっぱいタイムというスキンシップが減る分、時々子供をギュッと抱きしめてあげて下さいね。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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