断乳の時期はいつから?無理なく断乳できるタイミングを教えて!

断乳 時期

「スムーズに断乳できる時期は、いつから?」

ママが「早く断乳したい」と思っていても、子供がおっぱい好きだと、なかなか断乳の時期を迎えられないものですね。

それでは断乳に適した時期とは、一体いつからの期間なのでしょうか。また、子供の発育がどれくらい進んでからの断乳がベストなのでしょうか。

・断乳に適した時期は、いつからなの?
・無理なく断乳できる子供の発達の目安は?
・保育園に入るために断乳する場合の注意点は?

「卒乳」は子供の自然な離乳を待ちますが、「断乳」は主にママの主導で行われます。そのため断乳の際には「子供にまだおっぱいが必要かどうか」を見極めることが大事です。

スムーズに断乳できる時期の目安や、「もう断乳してもOK」な子供の発育段階などについて、まとめてみました。

断乳の時期は、いつからがいいの?

断乳 いつから

母乳育児についての考え方は、時代によって変化します。以前は「生後10ヶ月~1歳頃」の断乳が勧められましたが、今は母子手帳から「断乳」という言葉が消え、自然に乳離れをする「自然卒乳」が推奨されています。

しかしママの事情により、断乳が必要になることもありますね。「仕事復帰をする」「早く2人目を妊娠したい」「夜間の寝不足がつらい」などの理由から、断乳しようと考えることもあるでしょう。

それでは、無理なく断乳できる平均的な時期の目安は、一体いつからなのでしょうか。

断乳をする場合、おっぱい大好きな子供になるべくストレスをかけないように、寂しい思いをさせないように、うまく断乳できないものかと相談を受けます。ポイントとして、

・歩ける
・歯が生え揃う
・言葉が出始める(大人の言うことがある程度理解できる)

この3つの条件が揃うと、子供の心と身体に負担をかけない断乳が可能だと思います。(中略)

この条件が整うのが、だいたい1歳半くらい。ですので、できればそれくらいまでは授乳を続けてあげてほしいと思います。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.187

無理なく断乳できる時期の目安は、子供が1歳半くらいの頃だと言われます。この時期になると自分の足で歩けるようになり、子供の世界がぐんと広がります。

また1歳半くらいの時期だと、大人の言うことが分かるようになるため「おっぱいから卒業する」ということについて言い聞かせることもできます。

「1歳をすぎると断乳(卒乳)が大変になる」などと言われることもありますが、1歳をすぎるとそれだけ子供の心の発育も進むので、スムーズに断乳できるケースも少なくありません。

<1歳過ぎの断乳がスムーズに進む理由>

・歯が生えそろい、食事から十分な栄養がとれるため
・1歳を過ぎると母乳が分泌される量が減るため
・言葉が理解できるようになり、断乳の言い聞かせができるため

実際に、母乳育児親子の約半数以上が「1歳~2歳」の期間に断乳(あるいは卒乳)するというデータもあります。そのため、1歳前に焦って断乳する必要はないかもしれません。

おっぱいが好きで離れられない子もいれば、あっさりと断乳できる子もいます。おっぱいへの執着度は子供によって違うため、その子にとっての「最適な断乳時期」は、ママが判断するしかありません。

「子供が1歳になったから」「保育園に入るから」と言う理由ではなく「まだ自分の子供におっぱいが必要かどうか」と言う点を見極めて、いつ断乳するかを決めましょう。

保育園に入園するため断乳する場合は

断乳 時期 保育園

ママが仕事復帰をするため、断乳を考えるケースも少なくありません。しかし保育園に通い始める頃の子供は、何かと風邪をひきやすくなるものです。

母乳をあげていた方が、風邪などの感染症にかかるリスクが低くなると言われます。保育園に通う子供こそ、授乳の必要があるかもしれません。特に子供が1歳未満の場合、本当に断乳する必要があるかどうか慎重に判断しましょう。

また「保育園に入るから」という理由で断乳をする場合、子供は「断乳」と「保育園」という大きな環境の変化を一度に経験することになります。

もし子供が「大きな変化をいちどに2つも受け入れられない」と思ったら、断乳を急がず、入園後も母乳育児を続けられる方法を検討してみましょう。

<入園後も母乳育児を続けるヒント>

・仕事前と帰宅後、夜間などに母乳育児を続ける
・保育園に搾乳した冷凍母乳をあげてもらうように頼む
・できれば職場で搾乳をして、母乳の出をキープする

断乳するには、こんな時期を避けて

断乳 時期

断乳を成功させるには子供の発育段階をみる必要がありますが、それ以外にも配慮したいポイントがあります。

スムーズに断乳するためには、大きな環境の変化がなく、ママも子供も体調がいい時期を選ぶことが大切です。それでは「断乳に適さない時期」をいくつかあげてみましょう。

・寒い時期、暑い時期

断乳する時期は、風邪が流行る真冬、体調を崩しやすい真夏、季節の変わり目や梅雨時などの期間は避けるようにしましょう。気候の安定した時期の方が、断乳もスムーズに進みます。

・子供の体調が悪い時期

子供の具合が悪い時期の断乳はNGです。あらかじめ断乳のスケジュールを組んでいても、子供が回復するまで待ちましょう。

子供の体調が悪く食欲がない時でも、母乳なら胃腸に負担をかけません。また風邪などの場合、子供は母乳を介してママから免疫をもらうこともできます。

・大きな環境の変化がある時期

引っ越しや次の子の妊娠、ママの職場復帰や保育園入園など、子供をとりまく環境の変化がある時期の断乳はできるだけ避けるようにしましょう。

環境の変化で不安をおぼえる時期に「最も安心できる場所(おっぱい)」まで卒業することになると、子供の気持ちが不安定になります。また旅行やイベント、予防接種などの予定と重ならないように気をつけて。

・子供が1歳前の赤ちゃんの時期

桶谷式母乳育児でも、子供が「1歳以降であること」「一人歩きができること」を断乳する時期の平均的な目安としています。

1歳前の期間に自然と離乳できる赤ちゃんもいますが、子供がまだおっぱいを求めている様子が見られるなら、この時期にママが積極的に断乳を進めることは控えましょう。

ちなみに世界の卒乳時期の平均は「3.5歳」だと言われます。3歳~4歳くらいの期間になると、おっぱい以外に夢中になれるものが増え、自然に乳離れしていくようです。

広い世界が見え始める時に

断乳 時期

断乳は「この時期までに」というママの計画通りにはいかないものです。思うように断乳できず失敗する場合、その子にとって離乳は早く、まだおっぱいが必要な時期なのです。

子育ては「3歩進んで、2歩戻る」くらいのユルい気持ちでいる方が、うまくいくことがあります。計画通りに予定を進めることよりも、乳幼児の期間に「甘えの感情をしっかり満たしてあげること」が必要なのかもしれません。

子供が成長し、外の広い世界が見え始めたとき。きっと驚くほどの潔さで、おっぱい生活から卒業していくはずです。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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