断乳方法について│スムーズな断乳の進め方と「圧抜き」のやり方

断乳 方法

「スムーズ断乳できる方法は?失敗しないやり方が知りたい!」

子どもの「おっぱい依存度」は人それぞれ。すんなり離乳できる子もいれば、なかなか断乳できない子もいます。「母乳ばかりでご飯を食べないから、心配」ということもあるでしょう。

それではスムーズに断乳するには、どんな方法があるのでしょうか。また断乳後のママの胸の張りには、どんな方法で対処したらいいのでしょうか。

・スムーズな断乳のやり方のヒントは?
・断乳後の「胸の張り」をラクにする方法は?
・何度も断乳に失敗する時は?

断乳方法の進め方やスケジュールの立て方、断乳後の胸の張りを和らげる「圧抜き」のやり方などについて、まとめてみました!

断乳の具体的な方法について

断乳 方法

母乳育児をやめる方法には「断乳」と「卒乳」があります。「断乳」はママが計画的に授乳を止めるやり方ですが、「卒乳」は子供が自然と乳離れするまで見守るという違いがあります。

子供が自然に離乳するまで見守れたら理想的ですが、ママの事情もありますね。ママの疲労がたまっていたり、おっぱいトラブルで授乳が辛い時「もう断乳したい」と思うこともあるでしょう。服薬のために断乳するケースもあります。

授乳方法に個人差があるのと同じく、断乳方法も人それぞれ。「この断乳方法がベスト」という解答はないため、自分たちの「最適な断乳方法」を探ってみるしかありません。まずは断乳方法の一例として、「桶谷式母乳育児」の断乳方法のスケジュールをご紹介しましょう。

<断乳の流れ>

1)断乳の日を決め、子供に伝える
「○月○日に断乳する」とはっきり決めます。そして子供にも「この日になったらおっぱいとバイバイしようね」と伝えます。

2)断乳当日の朝はたっぷり授乳
断乳当日の朝、子供がしっかり目覚めてから最後の授乳を行います。「これが最後のおっぱいだから、たくさん飲んでね」と説明してから、たっぷり授乳します。

3)乳房に絵を描いておっぱいとお別れ
マジックなどで乳房に人の顔を描き、子供に見せます。おっぱいを飲もうとする子には「もうおっぱいはバイバイしたよ」と優しく説明しましょう。

4)断乳後は注意深く様子を見る
外で身体を動かしたり、室内で好きな遊びをして「お楽しみ」を生活にたくさん取り入れます。消化がよく、栄養バランスの整った食事とおやつを用意し、こまめに水分を与えるようにしましょう。

引用:「母乳育児の教科書」粟野雅代(株式会社マイナビ)p.76

桶谷式の断乳方法は、日にちを決めて決行します。「何日に断乳する」と決めたらカレンダーに印をつけて、スケジュールに組み込んでおきましょう。また子供には前もって「断乳すること」を言い聞かせておきます。

断乳する日の朝、最後の授乳を終えたら、両方の乳房に人の顔の絵を描き(アンパンマンの絵、好きな漫画の絵でも可)子どもに見せます。

乳首に絆創膏を貼って隠して「もうおっぱいが無い」と認識させる仕方もあります。絆創膏にアンパンマンの絵を描いてもOK。肌に優しいタイプの絆創膏がおすすめです。

また今まで母乳が出ていたママの乳房には、適切な手当が必要です。胸が張ったら適度に冷やしたり、軽く絞るなどの方法でケアを。何かトラブルが起きそうな場合は、母乳相談室などを訪れ、早めに対処を。

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こんな断乳の仕方はNG!

断乳 仕方

昔は乳房に怖い絵を描いたり、からしを塗ったりする断乳の仕方が行われていました。すると子どもはおっぱいに近付かなくなりますが、大好きだったおっぱいを「嫌い」にさせてまで無理に断乳することはありません。

いくら「早く断乳したい」と思っていても、ムリな断乳の進め方をしないよう心がけましょう。時間をかけて子供に「おっぱいとバイバイしようね」と言い聞かせることが大切です。

・断乳の前に、しっかり言い聞かせを

まだ言葉がわからない子どもでも「もうご飯が食べれるようになったから、おっぱいはバイバイしようね」などと説明してあげましょう。

その意味がちゃんと理解できなくても、ママの気持ちは伝わるはずです。

1歳をすぎて食事ができるようになっても、おっぱいには「栄養補給」以上の意味があります。何度も断乳に失敗する場合、その子にはまだ離乳の時期が早い可能性もあります。

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失敗しない断乳のやり方│子供の気持ちのケア

断乳 やり方

断乳後の子供は、ママが思っている以上にデリケート。おっぱいのことを忘れたように見えても、よく子供の様子を見守りましょう。何となくグズグズとしていたら、たっぷりと外遊びをさせ、気分転換させてあげて。

いつも以上にママに甘えてくるのは、おっぱいを思い出して寂しくなっているのかも。親子で触れ合うなどの方法で、楽しい気持ちにさせてあげましょう。食欲が出たら、栄養バランスを考えて消化の良い食事を与え、こまめに水分補給を。

断乳後すぐは、おっぱい無しで寝付けないこともあるでしょう。その時はノンカフェインのお茶をあげたり、背中をさすってあげたり、授乳以外のやり方で寝かしつけを。時間が経つにつれ、少しずつ寝付きがよくなり、朝まで寝てくれるようになるはずです。

胸の張りをを和らげる「圧抜き」のやり方

断乳 圧抜き 方法

断乳後は子供の様子を見守る必要がありますが、ママの乳房の手当ても必要です。授乳回数が少なくなってからの断乳だと、乳腺炎などのトラブルは少ないのですが、母乳がまだよく出るタイミングで断乳した場合、ママの乳房が張って痛くなることがあります。

胸が張って痛む時は、濡れタオルや湿布で穏やかに冷やす方法などで、痛みを緩和させるようにしましょう。ただし乳房の冷やしすぎないよう注意を。

また乳房の「圧抜き」という方法も効果的です。乳房の「圧」を抜くことで胸の張りや痛みを和らげ、母乳の分泌を減らしていく方法です。それでは具体的な「圧抜き」のやり方を見てみましょう。

<圧抜きのやり方>

1)両手を乳房のわきに当て、左右から乳房の間に向けて軽く押し、そのまま15~30秒くらい静止します。

2)今度は乳房を下から持ち上げて15~30秒くらい静止します。

3)乳輪部を親指と人差し指ではさみ、乳輪部の奥に向けて押しながら指の腹を合わせます。

引用:「初めてママの母乳育児安心BOOK」たまごクラブ特別編集(ベネッセコーポレーション)

上記の仕方で乳房を軽く押すと、少し張りが緩和されます。圧抜きの後は、乳房が楽になる程度に、少しだけ母乳を絞り出します。

この時、母乳を絞りすぎないように気をつけましょう。絞ることでまた母乳が作られ、余計に痛くなってしまいます。

<圧抜きのやり方のポイント>

・胸の張りが辛い時に行う
・圧抜きをする回数は、3~4時間に1回ほど
・また母乳が作られることを防ぐため、母乳を絞りすぎない

「圧抜き」をしてみても乳房が張って痛みがおさまらない場合、母乳外来や助産院で手当をしてもらうようにしましょう。また手作り湿布などで冷やす方法もおすすめです。

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無理のない進め方で「おっぱいバイバイ」

断乳 進め方

乳幼児期の子供が母乳を欲しがるのは自然なこと。ママが「もう大きくなったから」と無理な方法で断乳しようとすると、逆におっぱいへの執着心が強くなることがあります。

まだおっぱいが必要な子どもを離乳させるには、大変なエネルギーが必要になります。断乳は子供の「発育段階」を見ながら、進めていきましょう。

ゆっくりと子供の成長を見守りながら断乳すると、子供はお母さんを信頼したまま、離乳することができるはずです。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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