乳腺炎で発熱!高熱が下がらない時の対処法を教えて!

乳腺炎 熱

「胸が痛いし寒気がすると思ったら、急に高熱が出てきた‥!」

乳腺炎が悪化すると、ゾクゾクとした悪寒や頭痛がしたのち、急に発熱することがあります。いきなり38度~40度以上の高熱が出ることもめずらしくありません。

乳腺炎で発熱したら、早めに病院に行きたいものですが、赤ちゃん連れですぐに受診できないこともありますね。そんな時、乳腺炎の高熱にどう対処したらいいのでしょうか。

・乳腺炎で発熱するのはナゼ?
・高熱が下がらない時の対処法は?
・熱がある時にやってはいけないことは?

「高熱で苦しいし、おっぱいが痛くてたまらない!」という緊急事態のために。乳腺炎で発熱する原因と、高熱が下がらない時の対処法について、まとめてみました。

乳腺炎で発熱するのはナゼ?

乳腺炎 発熱

乳腺炎には、乳房内に母乳がたまって炎症を起こす「うっ滞性乳腺炎」と、乳頭の傷が細菌感染して炎症を起こす「細菌性乳腺炎」があります。

「うっ滞性乳腺炎」はおっぱいに古い母乳が詰まってしまった状態です。乳房がパンパンに腫れたり激痛がしますが、発熱しないケースもあります。

一方「細菌性乳腺炎」は、乳腺内に細菌が入り込み、炎症が起きている状態。体内に侵入した細菌を「殺菌しよう」という体の防御反応が働き、発熱してしまうのです。

高熱が出る化膿性乳腺炎

おっぱいには特別な症状がないのに、いきなり激しい寒気が襲ってきたかと思うと、頭痛、関節痛、そしてあっという間の発熱。症状の出方が、まるでインフルエンザのよう。おっぱいは、搾ると黄色や黄緑の膿が混じります。(中略)

これは、細菌性の急性乳腺炎。「化膿性乳腺炎」です。なんらかの理由で、乳腺にばい菌が入り込み、激しい炎症を起こしたものです。

おっぱいにしこりができた場合でも、早めに対処しないと細菌が感染して、化膿性乳腺炎になってしまうことがあるので、要注意です。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.114

母乳が詰まる「うっ滞性乳腺炎」でも、そのまま放置しておくと細菌感染し、発熱することがあります。発熱していなくても「おっぱいに違和感を感じる」「赤く腫れて痛い」などの症状が見られたら、早めにケアを。

また、いつまでも微熱が下がらない状態が何日も続く場合も注意が必要です。乳腺炎を本格的に悪化させる前に、助産院や母乳外来などを受診しましょう。

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高熱がでる「細菌性乳腺炎」

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乳腺炎になって微熱程度で済むママもいますが、一気に高熱が出て、症状が悪化するケースも少なくありません。

細菌性乳腺炎(化膿性乳腺炎)で高熱が出る前には、ゾクゾクとした寒気や頭痛、肩こり、だるさなどの全身症状があらわれます。乳房は張って痛み、赤みを帯びて腫れ上がります。

母乳は血液からできているので、化膿性乳腺炎では全身に炎症症状が出て、ほぼ確実に38.5度以上の高熱が出ます。マッサージして排乳すると、濃い黄色~黄緑の粘っこい膿がどんどん出てくるのが特徴。

こうなると自分ではどうしようもありません。おっぱいの専門家に診てもらう必要があります。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.115

高熱が出てしまったらセルフケアだけで対処するのは難しいため、なるべく早めに産婦人科か母乳外来を受診して、マッサージなどのケアを受ける方がいいでしょう。

とはいえ「今すぐ赤ちゃん連れで病院へ行けない」「高熱でフラフラして動けない」「深夜で病院がやっていない」ということもありますね。

そんな時は高熱の「応急手当て」として、以下の対処法を試してみましょう。

乳腺炎の高熱が下がらない時の対処法3つ

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乳腺炎は「発熱していない時」と「高熱がある時」では、ケア方法が違います。熱はなく、しこりだけがあるような時は、自分で乳房マッサージをすることも効果的ですが、高熱が出ている時のセルフマッサージは控えたほうがいいでしょう。

また「ドロドロした母乳が出るから」と、授乳を控えることもNG。乳腺炎で熱がある時でも、積極的に授乳して、赤ちゃんにしっかり飲んでもらいましょう。授乳を続けることで、発熱などの症状が緩和されます。

それでは、乳腺炎で高熱がある時の「応急手当て」方法3つを見てみましょう。

1)安静にして、乳房を冷やす

高熱がある時はできるだけ横になって休み、体力をセーブしましょう。体内に侵入した細菌の繁殖を抑えるために高熱が出ますが、発熱した状態が続くと体力を消耗します。

また、おっぱいが赤く腫れて痛むなら、濡れタオルや「冷えピタ」などで、気持ちいい程度に冷やしましょう。ただし冷やしすぎると乳腺を痛めてしまうので、冷やしすぎは要注意です。

乳房を保冷剤で冷やす場合は、タオルでくるむなどして、冷やしすぎないように調節しましょう。また「キャベツ湿布」「アロエ湿布」など、手作りの湿布薬で冷やすことも効果的です。

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2)頻繁な「授乳」と「搾乳」を

乳腺炎を緩和するためには、赤ちゃんにしっかり母乳を飲んでもらうことが大切です。古い母乳がたまった「うつ乳」状態が解消されれば、乳腺炎の熱も快方に向かいます。

とはいえ、乳腺炎で熱がある時の母乳は美味しくないので、赤ちゃんは嫌がって飲んでくれないこともあります。「おっぱいが美味しくなくてごめんね、でも飲んでね」とお願いしながら飲ませてみましょう。

赤ちゃんが母乳を飲まなかったり、授乳後にもおっぱいに母乳が残っているような感じがする時は、自分で搾乳しておきましょう。ただし搾りすぎるとまた胸が張ってくるので、搾りすぎには注意が必要です。

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3)消化のよい食事と、十分な水分補給を

高カロリー・高脂肪な食べ物や、脂っこい食べ物などを摂ると、母乳が詰まりやすくなると言われます。乳腺炎で発熱している時は、意識して低カロリーな食事を心がけ、母乳の詰まりを悪化させないようにしましょう。

おかゆや雑炊、野菜スープなど、温かく消化のよい食事をとり、できるだけ胃腸に負担をかけないことが大切です。

また温かいノンカフェインのお茶やハーブティーをこまめに飲み、しっかりと水分補給をしましょう。乳腺炎を予防するといわれる「たんぽぽ茶」もおすすめです。「たんぽぽ茶」は母乳の質が良くなり、詰まりにくくなる効果で有名です。

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葛根湯を飲むなら、発熱する前に!

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「乳腺炎には葛根湯が効く」という話しを聞いたことはありますか?「葛根湯」は風邪の初期によく使われる漢方薬のひとつですが、乳腺炎の症状を和らげる効果でも知られています。

「葛根湯」には発汗効果や炎症を抑える効果があり、発熱を抑えるために有効ですが、飲むタイミングが遅れると十分な効果を期待できません。「これから熱が出る」という時に葛根湯を飲めば、十分な効果が期待できますが、もう発熱した後ではタイミング的に遅いのです。

「葛根湯」は、「これから熱が出そう」「少し微熱があるかも」という時点で、早めに服用するようにしましょう。乳腺炎で発熱しないためには、早めの対処と手当が大切です。

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発熱したら、お風呂も控えて安静に

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熱がなく乳房にしこりだけがある時は、お風呂でしこり部分をマッサージすることも効果的ですが、乳腺炎で発熱した場合は、入浴もマッサージも控えましょう。

熱や炎症がある時に血流を促すと、症状が悪化する恐れがあります。また母乳が詰まった状態なのに、体を温めることでさらに母乳が分泌されると、余計にしんどくなってしまいます。

乳腺炎で発熱したら、安静にしながら赤ちゃんに授乳し、できるだけ早く産婦人科や母乳外来などを訪れましょう。熱が下がっても、頻回授乳と和食中心の食生活を心がけ、乳腺炎の再発を防止して下さいね。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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