母乳育児で、胸が張って痛いとき│胸の張りを解消する5つのヒント

母乳 張る 痛い

「おっぱいがパンパンに張って痛い‥熱もある!」

お産のあと、母乳がスムーズに出るまでは、ほとんどのお母さんが乳房の張りを感じるようになります。

また、母乳育児が軌道にのった後でも、赤ちゃんとの授乳リズムがうまく合わないと、胸が張って痛くなることがあります。

・産後、乳房が張る原因は?
・胸が張って痛いときの対処法は?
・母乳育児をスムーズにすすめるポイントは?

「おっぱいが張って痛い‥」そんな時の対処法や、母乳育児のコツをまとめてみました。

授乳のトラブル│胸が張って痛い原因は?

授乳 張る 痛い

出産のあと、ほとんどのお母さんが「おっぱい全体がパンパンに張って固くなる」という状態を経験します。熱を帯びたり、痛みをともなうこともあります。

乳房全体が張って、乳腺組織が固くなる状態は「乳房緊満(きんまん)」と呼ばれています。この「乳房緊満」の原因としては、「乳房のうっ血」と「乳汁のうっ滞(うつ乳)」があげられます。

産後すぐの胸の張りの原因は、ほとんどが「乳房のうっ血」によるものだと言われています。おっぱいは母乳で一杯になって張るのではなく、血液が溜まって張るのです。

乳房がうっ血する原因とは

・お産で胎盤が娩出される
→体内のホルモンの状態が大きく変わる
→ホルモンの働きで、乳房への血流が増える
→増えた血液がうまく循環できず、乳房内にたまってしまう

‥おっぱいがパンパンに張る状態に!

産後の胸の張りはいつまで続く?

母乳 張り いつまで

産後の胸の張りや痛みは、産後2~3日め、産院に入院している間から感じることが多いようです。それでは、この産後の胸の張りや痛みは、いつまで続くのでしょうか。

胸の張り(乳房緊満)はいつまで?

産後すぐから1ヶ月~2ヶ月後まで、胸が張って痛いことがありますが、母乳育児が軌道にのると、張りは治まっていきます

産後はおっぱいだけでなく、体のあちこちが痛い時期ですね。胸の張りや痛みには、どのような対処法があるのでしょうか。

胸が張って痛い時│対処法のヒント5つ

母乳 張る 痛い

胸が張って痛いときは、授乳や搾乳で母乳を排出することが大切です。おっぱいが熱っぽくなっているときは、軽く冷湿布しても効果的。

おっぱいの張りを解消するためのヒント5つを詳しくみてみましょう。

1)こまめに授乳をする

母乳は、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう刺激で作られていきます。産後すぐの場合、母乳がまだ十分に出る時期ではありませんが、できるだけ頻繁に赤ちゃんに授乳してあげるようにしましょう。

出産後から生後2ヶ月、3ヶ月ころまでは、お母さんと赤ちゃんの授乳のリズムがなかなか一致しないため、最初は赤ちゃんが泣くたびに母乳をあげることがポイントです。

授乳の間隔があきすぎると、母乳が乳房内にたまり、胸が張る原因になるので、なるべく2~3時間おきに授乳を。

よく眠る赤ちゃんの場合

よく眠る赤ちゃんは、3時間以上眠り続けることが多いもの。起こして飲ませるのに抵抗があるかもしれませんが、生後3ヶ月くらいまでは、授乳間隔をあけないほうがベター

生後3ヶ月以上になれば、赤ちゃんの授乳リズムにあわせてもOKですが、それまでは、お母さんが3時間おきなどのペースで授乳をしてあげましょう

赤ちゃんが乳房を吸うことで母乳を作るホルモン「プロラクチン」「オキシトシン」が分泌され、母乳の量が増え、胸の張りも和らいでいきます。

2)乳房が張る・痛い場合は、冷やす

「母乳をこまめにあげたいけど、とにかく胸が張る、痛い‥」そんな時は、胸をやさしく冷やしてあげましょう。

乳房が熱を持っている場合は、軽く冷湿布をします。乳房の血管の走り方を考えて、乳房の上部からわきの下にかけて冷やすと効果的です。

その際に注意したいのは、冷やしっぱなしにしないで、必ず3時間以内に授乳か搾乳で母乳を排出することです。

また氷や保冷剤で強く冷やすと、かえって乳腺をかたくしますので、タオルで包んで当て、ソフトに冷やしましょう。

「桶谷式 母乳ですくすく育てる本」桶谷式乳房管理法研鑽会(主婦の友社)p.52

乳房が痛いときは、水でしぼったタオルなどをあてて冷やすのがポイントです。血管が収縮し、張りや痛みが和らぎます。ただし、冷やしすぎると乳腺組織が固くなるので、氷や保冷剤で冷やす際には注意が必要です。

胸をクールダウンしながら、赤ちゃんに何回も授乳をして、なるべく多く母乳を多く飲んでもらいましょう。胸を冷やしすぎて、体全体まで冷やさないように気をつけて。

3)「飲み残し」ができないようにする

授乳のときに、おっぱいの内部に母乳の「飲み残し」ができないようにすることも大事です。赤ちゃんに母乳をあげる際は、いろいろな角度で吸ってもらうと、「飲み残し」ができません。

授乳のポジションは「たて抱き」「横抱き」「ラクビー抱き」などさまざま。バスタオルや授乳クッションを使って、いろいろな抱き方・角度で赤ちゃんに母乳をしっかり飲ませてあげましょう。

乳児の哺乳量が少ない時は、搾乳を

母乳がたくさん作られているのに赤ちゃんの飲む量が少ないときは、授乳のあとに少しだけ搾乳しておきましょう。

搾乳しすぎてしまうと、過剰に母乳がつくられ、張りがひどくなるので、軽くおっぱいの圧を抜く程度にしましょう。

4)母乳育児に適した食べ物を

母乳育児中は、お母さんが口にする食べ物にも注意が必要です。カロリー低めの和食を中心に、野菜たっぷりの食事をするようにしましょう。

おっぱいが張りやすくなる食べ物を摂り過ぎないようにすることも大事です。

母乳育児のために、控えめにしたい食べ物

・油っこい食べ物・甘いもの
→糖分や油分の多い食事は、ドロドロした母乳を作るため、乳腺がつまる原因になります

・牛乳などの乳製品・卵
→乳製品や卵などを食べ過ぎると、乳管が詰まったり、乳腺炎になる恐れがあります

・もち米、餅など
→母乳の出がよい人が食べると、かえって乳房の張りや痛みなどのトラブルの原因になります

疲れを感じたときなど、甘いものが無性に欲しくなりますが、糖分の多い食べ物はおっぱいの張りや痛みを招きます。

どうしても甘いものが食べたい時は、生クリームたっぷりの洋菓子などはできるだけ控えて、和菓子を選ぶようにしましょう。

5)キャベツ湿布で張りを和らげる

乳房が張りすぎた時や、乳腺炎になりそうな時などは、湿布をすることも効果的です。

アロエ湿布やジャガイモ湿布、サトイモ湿布などがありますが、ここでは「キャベツ湿布」のやり方をご紹介します。

・キャベツ湿布のやり方

1)キャベツの葉を洗って、固い芯をとる
2)乳首のあたる部分に穴を開ける
3)乳房に直接あたるように、ブラの中に入れる

湿布に使うキャベツの葉は、冷蔵庫に入れていたものでも、常温のものでもOKです。

キャベツの葉は、数時間でしんなりとしてきます。胸の張りがラクになるまで、授乳と授乳の間に新しい葉に取り替えましょう。

母乳育児のコツは、こまめな授乳にアリ!

母乳 張る 痛い

妊娠によるカラダの変化も大きかったけれど、出産後のカラダの変化もやはりダイナミック。お腹は次第にペタンコになり、おっぱいはパンパンに張ってくる‥

産後すぐはおっぱいが張って痛い時期ですが、この時期にがんばって授乳をしてあげることが、今後の母乳育児をスムーズにすすめるコツです。

産後、胸が張って痛い原因は
・乳房のうっ血によるもの

胸の張りはいつまで続く?
・産後すぐから1ヶ月、2ヶ月後くらいまで
・母乳育児が軌道にのると治まる

胸の張りの対処法5つ
・3時間以内のこまめな授乳を
・冷たいタオルなどで冷やす
・乳房内に飲み残しを作らない
・母乳育児に適した食事を
・キャベツ湿布などをする

胸の張りが辛いとき、助産師さんにおっぱいマッサージをしてもらうと、ウソのように楽になることもあります。

セルフケアでやさしく胸のマッサージをすることも効果的。手のひらで、腕のつけねから乳首にむかって、やさしくなでてあげて。

胸のマッサージをする際は、上から下にむかってマッサージしてあげるのがポイントです。お風呂やシャワーのときに試してみては。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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