授乳中の湿布薬まとめ│おっぱいトラブルを緩和する湿布方法4つ

授乳 湿布 薬

「授乳中の“おっぱいトラブル”を和らげる湿布方法を教えて!」

母乳育児をしていると、おっぱいのトラブルに見舞われることもあります。おっぱいが赤く腫れたり、しこりが出来たり、乳腺炎になりかけてしまったり‥。

そんな時は、母乳マッサージに行ったり、助産師の方に診てもらうのが確実なのですが、自宅で手作りの湿布をするなどの「自然療法」を試してみるのもひとつの手です。

授乳中のおっぱいトラブルを和らげる昔ながらの「湿布薬」をご紹介しましょう。

授乳中のおっぱいトラブルを緩和する「湿布薬」

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母乳育児中、胸が張って仕方ないとき。あるいは、乳房が赤く腫れたり、痛みがあるとき。そのまま放おっておくと、乳腺炎になってしまう恐れがあります。

乳腺炎を防ぐためには‥

・赤ちゃんにひんぱんに授乳する
・体をゆっくり休ませる
・水分をしっかりと摂る
・食生活を見直して、カロリーをとりすぎないようにする

おっぱいトラブルがあるときに搾乳すると、黄色いねっとりとした母乳が出てくることがあります。この膿のような母乳を排出して、乳房に湿布をしてあげると、痛みや赤みなどの症状が和らぐことがあります。

湿布のメリットとは

おっぱいがトラブルを起こしたときは、基本的に「冷やす」のが正解です。

捻挫して、炎症を起こして腫れている足は冷やしますよね。温めたらエライことになるのは想像がつくでしょう?

乳腺炎はおっぱいが捻挫したのと同じだと考えてもらうと分かりやすいかと思います。

引用:「10人産んだスーパー助産師のストレスゼロで続けられる!母乳育児の本」こばやしひさこ(すばる舎)p.118

おっぱいにトラブルが起きたら冷やすのが適切な処置ですが、この際に急激に冷やしすぎてしまうのも問題です。

乳房を冷やしすぎてしまうと、乳腺を固くしたり、母乳の分泌が悪くなってしまう恐れがあります。そこで‥自宅で簡単に作ることのできる手作りの“湿布薬”の出番です。

おっぱいをクールダウンするための湿布には、「じゃがいも湿布」や「キャベツ湿布」、「アロエ湿布」「里いも湿布」などがあります。

自然素材で湿布を作るメリット

・乳房を穏やかに冷やすことができる
・自然素材から作るため、万が一、乳児の口に入っても安全

じゃがいも湿布やキャベツ湿布などは、助産院などで勧められている自然療法的なもの。患部を冷やすと同時に、炎症を抑える効果も期待できます。

授乳期のトラブルに!湿布薬のレシピ5つ

それでは、トラブルに見舞われたおっぱいを、程よくヒンヤリと冷やす「湿布薬」の作り方とやり方をご紹介しましょう。

1)じゃがいも湿布

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<用意するもの>

・じゃがいも、酢、小麦粉
・キッチンペーパー

<じゃがいも湿布のやり方>

1)じゃがいもの芽をとり、皮をむき、すりおろす
2)じゃがいも1個につき、酢を1、2滴入れる
3)小麦粉を入れて混ぜ、耳たぶより柔らかい位にする
4)キッチンペーパーの上に、2~3mmの厚さにのばす
5)患部にあてて、医療用テープなどで貼り付ける

<注意点>

・湿布を乳輪・乳頭には当てない
・酢を入れすぎないようにする
・湿布薬が乾燥したら、新しいものに交換する

酢は入れすぎると匂いが気になるので、少量入れるだけでOkです。作った「じゃがいも湿布のもと」は、ビニール袋などに密封して冷蔵保存すれば、1日は品質がもちます。

症状にもよりますが、2~3日ほどじゃがいも湿布を続けることで、おっぱいのトラブルは緩和されていきます。

2)里いも湿布

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<用意するもの>

・里いもの粉(自然食品店などで買うことができます)
・水
・ガーゼ

<里いも湿布のやり方>

1)里いも粉(大さじ5)に水(大さじ3)を加えて混ぜる
2)耳たぶくらいの柔らかさのペーストにする
3)ガーゼを乳房全体がカバーできる大きさに切り、乳輪部が当たる中心部分を切り抜く
4)里いもペーストをガーゼに塗り、乳房にあてる
5)その上からもう1枚、ガーゼを重ねる

<注意点>

・里いも粉に水を加えすぎず、固めにのばす
・肌にかゆみを感じたり、赤くなったら、すぐに使用を中止する

※里いもの粉に、小麦粉やショウガを配合したものも市販されています

3)アロエ湿布

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<用意するもの>

・アロエ
・ガーゼ

<アロエ湿布のやり方>

1)アロエを水洗いし、適度な大きさに切る
2)トゲを切り落とす
3)切ったアロエの片側の真ん中に切れ目を入れ、両側に開く
4)開いたアロエをガーゼで包み、患部に貼る

<注意点>

・アロエのゼリー状になっている面を患部にあてる
・肌が赤くなったり、かゆみを感じたら、すぐに湿布を中止する
・湿布を、乳輪・乳頭には当てない
・アロエが乾燥してきたら、新しいものに交換する

4)キャベツ湿布

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<用意するもの>

・キャベツの葉(外側の葉でOk)
→冷蔵庫で冷やしていたものでも、常温のものでも可

<キャベツ湿布のやり方>

1)キャベツの葉を洗い、固い芯をとる
2)乳首のあたる箇所に、穴をあける
3)ブラジャーの中にキャベツの葉を入れ、おっぱいに直接あてる

<注意点>

・キャベツの葉がしんなりしてきたら、新しい葉に取り替える

湿布薬の材料がない時は‥

「おっぱいを冷やしたいけど、キャベツとかじゃがいもとかが無い!」という時に。もっと身近な材料でできるケア方法もあります。応急処置したいときのご参考に。

身近な材料でおっぱいを冷やすアイデア

・冷えピタなどの冷却シートを貼る
・保冷剤を布に包んで患部にあてる
・水にぬらした母乳パッドを、冷蔵庫で冷やして使う

身近な材料を使うときに気をつけたいことは「冷やしすぎない」こと。前述の通り、乳房を冷やしすぎてしまうと、乳腺組織をいためてしまう恐れがあります。

キャベツ湿布やじゃがいも湿布では、冷やしすぎてしまう心配はありませんが、保冷剤などを使う場合は注意が必要です。くれぐれも冷やしすぎないように、十分に気をつけて。

授乳時のトラブルに‥自然な素材で、自然な療法を

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じゃがいもやキャベツなどの自然素材を使った「昔ながらの湿布薬」について、まとめてみました。

本格的な乳腺炎になってしまった時などは、もちろん病院での処置が必要になります。ただ、そこまで症状がひどくなる前に、昔ながらの自然療法を試すのも賢い方法です。

きっと野菜を使う湿布は、病院で使う薬物の湿布よりも体によくなじみ、効果も高く、お母さんたちは好んで野菜を使いたくなるようです。(中略)

医療の専門識者は、おしなべてケミカルな薬物のほうが効き目があると信じ込んでいます。

実際に効果の良いものもあるには違いないのですが、こと授乳期の乳房に関する限り、自然療法としての民間療法は、見直される価値があります。

引用:「改訂版 母乳で育てるコツ」山西みな子(新泉社)p.175

「自分の体になじむ方法」「体がラクになる方法」を探していくうち、お母さんの“知恵”はきっと深まっていくはずです。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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