妊婦の痔の治療法!【出血した時・痛い時】治し方のヒント5つ

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「便秘続きで、お尻から出血が!これってもしかして、痔・・?」

妊婦さんの隠れた悩み・・それは「痔」と「便秘」ではないでしょうか。痔に悩む妊婦は、実は少なくありません。

・どうして、妊婦は痔になりやすいの?
・痔で出血して、痛い・・治療法は?
・妊婦は市販薬を使ってもOK?ひどくなると手術が必要?

妊婦さんの痔の治療法や、市販薬などについて、まとめてみました。

妊婦の痔、出血して痛い・・

妊婦 痔 出血

「トイレで急に出血して、びっくりした」
「とにかくお尻が痛い、紙でふくときに激痛が・・」

痔に悩む妊婦さんは多いもの。急に出血したり、肛門ちかくがポコッと腫れたり、ひどく痛い状態が続いたり・・

出血や痛みなどの症状がみられる「痔」は、大きく3つの種類に分けられます。

1)いぼ痔・・「痔核(じかく)」
2)切れ痔・・「裂肛(れっこう)」
3)穴痔・・・「痔瘻(じろう)」

このなかで妊婦さんがなりやすいのは「いぼ痔」と「切れ痔」です。

「いぼ痔」とは・・

妊婦の大きくなった子宮に、直腸や肛門周辺の静脈が圧迫されてうっ血し、こぶのように膨らんだもののこと。

・妊婦は体内を循環する血液量が増えるため、血管が拡張する
→大きくなった子宮に圧迫され、肛門周辺の血液循環が悪化
→拡張した血管に血液がたまる
→いぼ痔に!

<症状>
・肛門周辺が腫れる
・肛門からイボが出てくる
・大量に出血する場合もある

いぼ痔には、肛門内部にできる「内痔核(ないじかく)」と、肛門外部にできる「外痔核(がいじかく)」がありますが、一般的に「内痔核」を指していいます。

「内痔核」は知覚神経が通っていない部分にできるので、痛くないのですが、大量に出血したり、鮮血が出ることがあります。一方「外痔核」だと、痛みを感じます。

「切れ痔」とは・・

お腹のなかでコチコチに固まった便を、強い腹圧をかけて押し出そうとするとき、肛門の周囲が傷ついて縁が切れてしまうと「切れ痔」になります。

<症状>
・出血は少なく、トイレットペーパーに付くくらい
・とにかく痛い

妊娠中は、腸の活発な働きを鈍らせる黄体ホルモン「プロゲステロン」が多く分泌されるため、妊婦は便秘気味になりがち。便秘のせいで切れ痔になるのは、よくあるケースです。

「いぼ痔」も「切れ痔」も、出血をしたり、冷や汗が出るほどの痛みを伴う事があります。激痛がしたり出血があると「もしかして子宮からの出血!?」と慌ててしまいますね。

それでは、妊婦がこの痛い「痔」を治療するにはどうしたらいいのでしょうか。セルフケアでの治し方や、市販薬などについて見てみましょう。

妊婦の痔の治療方法!薬/市販薬での治療

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妊婦さんが痔の治療をする際は、かかりつけのお医者さんに相談の上、薬を出してもらうのが最も安心な方法。症状にあわせた「妊婦OK」の薬を処方してもらうことができます。

痔の治療のために、病院が妊婦に「手術」などの外科的な処置をするケースはほとんどありません。多くの場合、炎症を抑える軟膏や座薬などを処方して治療が行われます。

市販の薬で治療したい!という場合

妊婦さんが市販薬で痔の治療する場合は、選ぶ際に薬剤師の方に相談するのが無難です。妊婦が自分で判断して市販薬を使うのは避けましょう。

市販薬で治療する場合・・

・ステロイド剤が配合されていない外用薬を選ぶこと
→ステロイドは、赤ちゃんに悪影響を及ぼすと言われています

妊婦の痔にボラギノールはアリ?

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ステロイドが配合されていない市販薬には「ボラギノールM軟膏」(武田薬品)があります。うっ血状態を治療する「ビタミンE酢酸エステル」配合。ステロイドは入っていない「第二類医薬品」です。

「ボラギノール」には「ボラギノールA」シリーズと「ボラギノールM」シリーズがありますが、妊婦さんは「ボラギノールM」シリーズを。「ボラギノールA」には、ステロイドが配合されていますが、「ボラギノールM」はステロイド非配合です。

妊婦の痔にオロナインはアリ?

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また、症状が軽度の場合、オロナインを使うのもひとつの手。オロナインは皮膚トラブルや外傷の治療薬。ステロイド非配合なので、妊婦の使用もOK。第二類医薬品。

痔が重症化していない場合、オロナインを患部に塗ることで、症状が和らぐ事が多いようです。「痔になりそう」という気配がある時に、予防のために塗っておくのも有効。

オロナインは、どの家庭にもよくある常備薬のひとつ。大量に出血がある場合は、医師の診断による治療が無難ですが、軽度の切れ痔だったら、オロナインを試してみるのもいいかもしれません。

セルフケアで痔を治療する5つのヒント

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妊婦の痔の悩みは、どのような経過をたどるのでしょうか。「切れ痔」の場合、便秘が解消すれば、自然と改善されていくケースが多いようです。

しかし「いぼ痔」は、妊娠週数が進むにつれ子宮の圧迫が増すため、うっ血がひどくなり、症状が悪化する場合もあります。

それでは、妊婦がセルフケアで痔を治療するには、普段の生活でどんな事に気をつければいいのでしょうか。

セルフケアで痔を治療するヒント5つ

1)適度な運動をして、血行を促すようにする
2)入浴の際はしっかり温まり、シャワーで肛門を洗い流すようにする
3)排便後には、患部をシャワートイレで洗い、いつも清潔にしておく
4)長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしは避けるようにする
5)患部に刺激を与えないため、香辛料など辛いものは避ける

妊婦は痔の治療のために、肛門付近の静脈のうっ血を防ぎ、血行をよくする事を心がけて。

排便後、患部をトイレットペーパーでふくよりも、ウォッシュレットで洗い流し、そっとおさえて水分をとるようにするとベター。

出血や痛みがある場合は、刺激を与えず、いつも清潔に保ちましょう。とにかく痛いという場合は、早めに薬でケアを。

妊婦の痔の治し方、まとめ

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妊婦さんは、さまざまななマイナートラブルに悩まされがち。痔や便秘などは悪化させないよう、十分に気をつけたいものですね。

<妊婦の痔の治療方法>
・医師に相談の上、妊婦OKな薬の処方を
・市販薬を選ぶなら、ステロイド剤が入っていないものを
→ボラギノールMシリーズはステロイド非配合
→症状が軽度なら、オロナインで予防も

<セルフケアで治療をするなら>
・適度な運動で血行を促すとベター
・しっかりお風呂で温まり、肛門をシャワーで
・患部はいつも清潔にしておくこと
・長時間立ちっぱなし、座りっぱなしはNG
・香辛料などの刺激物は避けて

妊婦さんはストレスがたまりやすいものですが、ストレスも症状を悪化させる原因のひとつ。ゆっくりと入浴をして血行をよくしつつ、リラックスを心がけて。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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